半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

春はいつ来る

2014年03月14日 08時00分00秒 | 日記
このところ、だいぶ暖かくなってきたが、今年の天候は想像を遙か
に超えて裏切るので、もう一度くらい大雪がありそうだ。そういえ
ば、小生の高校の入学式の日に大雪にたたられたことがあった。

世の中は、一握りの巨大企業が軒並み、法人税減税を原資とした
ベースアップの様相で労働者諸君にしてみれば、この上もない嬉
しい一足早い春到来といったところだろう。経営も予想がつかな
い為替であがる利益をあてにして昇給など決められるわけが無い
が、35%の法人税が25%になれば、今回のベア分は確実に計算
できるわけで、この先、本業で利益が上がらなくても、国民が支
えてくれることになる。
5兆円の法人税減少分を消費税増税でカバーしてくれるわけだか
ら困った時の国民預金銀行様々と言ったところだろう。

翻って、小生が属するような中小零細企業に至っては、ベアどころ
か定昇さえ覚束ない状況である。これが、世の実態と捉えるべきで、
同志社大の浜教授が言うところの“アホノミクス”による株価の高
下による浮き世離れの戯れ言など関係なく額に汗し、油まみれにな
って働いている人々の暮らしぶりが改善されなければ、本当の回復
などと言うべきではない。
極端な円安の影響やデフレ克服による物価上昇で、生活費の負担は
嵩む一方である。

そもそも、正社員を非正規雇用に切り換えて、そこで浮いた利益を
内部留保で貯め込むなど、働く者の犠牲に上になりたっている企業
が殆どであり、また、日本経済を本当に支えているのは、中小零細
企業に働く人々であり、この人達の犠牲の上に成り立っていること
を考えたら、マスメデイアも景気回復などと、軽々に政権ヨイショ
の宣伝もできないはずだ。

泣いても笑っても、あと二週間ほどで文字どおり花散らしの消費税
増税がやってくる。それは、開花前の蕾を凍えさせる冷たく厳しい
風であることに間違いない。



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