半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

苛め狂騒曲

2012年07月15日 06時00分00秒 | 日記
何とも、死者を冒涜するようなバカ騒ぎが続いている。
そもそも、今騒いでいるこの問題が何故イジメなのか。コトバによる
殺人行為そのものではないのか。

この世界が、いわゆる強者と弱者の関係で成り立っているとすれば
この世から戦争も紛争もそれこそイジメなど無くなるわけが無いだろう。

イジメの背景を一般論で言うならば、声の小さい者、力の弱い者
など、ハンディキャップを持たざる者に対しての虐待が、卑怯な
行為が、いわゆるイジメと呼ばれているのではないだろうか。
もちろん、勉強の出来る子、良い子、金持ちの子などがイジメに
遭う例も知らないわけではない。


小生が義務教育期間を過ごした昭和40年代は、そんな陰湿な虐待
など無かった。
勉強ができない子、背の低い子、足の遅い子、太った子、家庭が
貧しい子、障がいがある子などなど、常に一緒にだったけれど
誰一人、疎まれたり、存在が軽んじられるよう子はいなかった。

様々なハンディキャップを持たざるを得ない者に対して惻隠の情を
持っていたし、仮にそのことを嘲笑するような態度をとったら、
その者を叱責するような雰囲気があった。
そういう意味では、良い時代であったのかも知れない。
おそらく、その時代の親たちは、そう言う躾をしていたのではない
だろうか。


時代が、高度成長期に入り、持つ者、持たざる者の立場が鮮明に
色分けされ、教育も競争原理が導入された時期から、塾などの
ビジネスが蔓延り、テストの結果が全てと言われるような時代
となり、子ども達や親たちの気持ちを追い込んでいったような
気がする。これは、あくまでも小生の稚拙で単純な解釈であるが。


人の常として、隣の芝生より我が家の芝生は青くあって欲しいし
、高級車や豪邸を誇りたい気持ちがあることも分かる。
反面、人様に弱い面を見せたくなくて、虚勢を張って生きている
ことも分かる。
とにかく、人より優位にいたいと言う気持ちが、ハンディキャップ
がある者など、いわゆるフツウでは無い者を利用してまでも、自分が
優位にいるなどという精神が、イジメに繋がるような気がする。


今回の関係者のあまりにも保身に走った無責任な態度とマスコミも含
めた、世間の興味本位のバカ騒ぎに
腹立ち紛れと宿酔の勢いで書いてしまったことをご容赦。

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