半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

みんなで逃げよう

2012年07月13日 09時06分05秒 | 日記
梅雨の末期となったが頼りなげな太平洋高気圧の
せいで、梅雨前線が上がったら良いのか下がったら
いいのか、思案している間に、九州では甚大な被害
が発生している。
被害に遭われた方々には、心中よりお見舞いを申し
あげます。

自然豊かな我が国は、国土の7割が山地であり、可住
地と言えば、河沿いや崖の近くであったり、災害リスク
が極めて高い場所に多くの人が住んでいる。

ひとたび、自然が猛威の牙を剥けば、われわれの命は直
ぐに危険にさらされ、あわせて、ガス、水道、電気など
のライフラインは途絶してしまう。

古来より、水を治ル者は国を治ルと言われているとおり、
利水も含めて、水はわれわれの日々の営みには欠かせない
重要なものであるが時として厄災を連れて来る。


嘗て、民主党が政権を執って意気揚々としていた時のスロー
ガンの一つに「コンクリートから人へ」があったと記憶して
いる、たしか無駄な公共事業を見直すという意味では主旨に
一部賛同できるものがあったけれど、これもいつのまにか口
先だけで、官僚の強烈な押し返しに遭って腰が砕けて、いつ
の間にやら雲散霧消した。
まさに、「言ったことはやらず、言わなかったことをやるんで
す」政権の面目躍如といったところか。恥を知れと言いたい。

ところで、我が国のように、四季が明瞭で、自然条件や地形
条件が厳しいところでは、コンクリートが本当に必要な所が
あることも否めないのも事実である。
ところが、私利私欲が強すぎる一部官僚やゼネコンなどシロ
アリどもによって、公共事業本来の姿まで歪められて、必要な
事業まで削られたことで危険に晒されている地域も数多く
ある。

ただし、コンクリートが万能で、如何なる災害でも人を守り
抜いてくれるわけではない。「減災」といわれて久しいが、
これはハード対策でできることには限界があるのでソフト
対策で対応しましょうということである。
ソフト対策の要諦は、逃げることである。危険な事象から
遠ざかることである。

何物に代え難い人の命である、おじいちゃん、おばあちゃん、
から父ちゃん、母ちゃん妹、弟まで誰一人でも欠けてはなら
ない大切な命である。とにかく、何があっても助かることで
ある。
それは、先ず、逃げること、逃げる訓練を日頃からしておく
ことが大切である。

それは、日頃からリスクを大きめに想像して、裏の崖が崩れ
ること前の川が溢れることを想像してみること。そして、逃
げる順路や避難場所を決めておくことが重要である。
とにかく命あっての物種である。

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