半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

夏の終わり

2013年08月17日 20時40分35秒 | 日記
小生が住み生まれ育った、この地方の学校は、夏休みの入りが7月末で、
終わるのがお盆過ぎなのは今も昔も変わらない。

送り盆の16日になると送り火から立ち上る重そうな鉛色の煙と相まって自由
な時間が終わってしまう寂しさと殆んどが自分の思い通り事が進むなかった
ことの脱力感や、この先、ツマラナイ学校生活が始まることに対する虚無感
が自分の心を覆う。加えて秋になりきらない、生ぬるい風が、足元を抜ける時、
前にも後にも進むことがままならない鉛に染まった心の色とその重さが社会人
になるまで続いた。

だから、この歳になっても、秋色の風が立つこの時季は、虚しさや不安が、
あの頃の思いが夏の匂いとなって心を覆い、閉塞感を醸し出すので何となく
この時期はあまり好きではない。

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