半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

子どもの頃の思い出

2014年01月21日 05時33分05秒 | 日記
昨日は、大寒だった。
加齢と共に、寒さが、身に沁みる年齢に入ったことを実感する。
40代の頃には無かったことだ。

昭和30~40年代には、寒中休みというのがあって、一週間ほど、
学校が休みになった。
ともかくも、学校が休みになることが嬉しかった。
さすがに、家の畑仕事の手伝いも無くて、田んぼリンクでスケー
ト三昧の日々を過ごした。

今は、寒中休みは無いのだろうか、あの休暇は、どういう意図で、
設けられていたのだろうか。
当時は、教室の暖房と言ったら、だるまストーブで、燃料は、薪
や石炭だった。木造の隙間だらけの教室で、暖かいのは、ストー
ブの周りの席だけで、最後列の窓際など最悪だったのかも知れな
いが、それでも、手足がかじかむ程でもなかったような気がする。

だるまストーブと言えば、高校時代の思い出で、弁当を暖めるた
めにストーブの直ぐ傍に置いておくのだけれど、暖まって来ると、
中のたくあんの何とも言えない香りが、教室に漂い、男だけの殺
伐とした味気ない教室の雰囲気を和らげたものだ。
ある時など、弁当を包んでいる新聞紙が熱で燃えだして、教室が
騒然としたことがあったが、度々そんなことが続くと、慣れたも
ので近くのものは、坦々と火消しに努めていたことを昨日のこと
のように思い出される。

あの頃は、今のように、電子機器など夢想だにしない時代で、周
りのもの全てが、ゆっくり流れ、優しさに包まれた時代だった。
現代のように、少しでも、人より多く、良いものをと言った人を
け落としてでも、無機質な幸福感に浸って満足するような時代で
はなく、おしなべて、裕福でもないけれど、隣人を思いやるよう
な惻隠の情が残る気持ちが豊かな時代だった気がする。

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