半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

生きるということ

2017年09月12日 13時31分48秒 | 日記
母が、3年まえに他界し、その時の父の落胆ぶりは尋常
ではなかった。
哀しみは、時が癒してくれる時もある。
そんな父も齢卒寿迎えた。
頭はしっかりしているが、圧迫骨折をしてからは自立
歩行が困難となり、移動は歩行器を使っている。
先日も、トイレで転倒し、肋骨を骨折して入院騒ぎと
なった。
入院してからもこんな所にいたら病人にされてしまう
と言い、居心地も悪いらしく、主治医に自ら懇願して
十日足らずで退院してしまった。
元気とは言え、心臓の方もだいぶ疲れており心不全の
兆候が見られ、急変も予想されると医者の説明もあった。
90年も打ち続けた心臓だ、いつ音を上げてもおかしくはない。
10年ほど前までは、親は死なないものだと思っていたが、
実際に母親の死に直面し、命には限りがあることも悟った。
しかし、子にしてみれば、いつまでも親には元気でいて欲
しいことには変わりはない。
あと何年元気でいて言葉を交わせるかは、神のみぞ知ると
ころだ。
生きるということは、坂を抗って登ることに似ているかも
しれない。老化など、身体の機能の劣化により、その坂を
登る力が徐々に衰え、その力が潰えた時、人生は幕を閉じ
るのかも知れない。

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