今、この国の平和憲法は極めて危うい状況にある。
それもこれも偏狭なナショナリストの安倍が総理大臣の座に
返り咲いてからである。
2012年末の衆院選で、与太民主党の嫌気からの揺り戻しで自
民党が巨大与党の座につき如意棒や打出の小槌ならぬ権力を
手にしてからは、やりたい放題の状況である。
このところの彼らの改憲への動き見ていると、憲法99条ある
憲法遵守の立場にある人間が遵守どころか憲法そのものを蹴
散らかすような振る舞いである。
根底には、9条の改悪があるのだろうが、あの手この手の手練
手管を駆使して、入念に基礎固めを進めている。
ところで、最近は、憲法に関する公共施設を利用した平和憲
に関する講演会等の行事の後援を断る自治体が増えていると
の話も聞く。そもそも、憲法の遵守義務がある公務員が、自
民党に忖度して断ること自体、憲法違反のような気もするが、
改憲の後援を断る話なら分かるのだが。
安倍が今回の欧州外遊に立つ前に羽田で、近々、安保法制懇
からの報告書が上がってくるので、速やかに次の法整備に入
るようなことを言っていた。
彼らが目指しているのは、とにもかくにも屁理屈にもならな
い理由を並べ立てて、集団的自衛権を成立させ、9条を有名無
実なものにしてしまえということだろう。
何処までも姑息な連中である。
立憲主義を知らない為政者達が、企てている自民党改憲草案で
あるが、あまりの酷さに目眩がした。
言うまでもなく立憲主義を放棄し、国民主権・基本的人権の尊
重・恒久平和主義の基本原理を変容させようとしており、その
主立ったものを挙げれば、
① 国家権力を縛るルール⇒国民を支配する道具へ
② 憲法9条の改正では、平和主義の放棄、国防軍の創設、軍法会議の設置
③ 天皇の元首化により、天皇の政治利用、国民主権の後退
④ 基本的人権の制限⇒国際人権の流れに逆行
・立憲主義の理念の放棄(102条1項)
・ 天皇の元首化(1条)
・ 日の丸・君が代の尊重義務(3条)
・ 自衛権の発動を認める(9条2項)
・ 国防軍の創設(9条2,1項)と軍法会議の設置(9条の2,5項)
・ 徴兵制の導入も可(18条)
・ 国民の責任と義務を強調(12条)
・ 基本的人権を制限する概念として「公共の福祉」⇒「公益及び公の秩序」
・ 「集会・結社・表現の自由」を「公益及び公の秩序」により制限(21条2項)
・ 憲法97条(基本的人権の本質)を削除
・ 家族の助け合い義務(24条1項)
これらを見ても、目指すは戦前回帰であって、天皇を元首に戴き神と
崇め、靖国で会おうを合い言葉に戦死することを厭わずに、国に抗議
の意志さえ示す事も出来なかったあの暗黒の時代の大日本帝国憲法を
範としている。
侵略の定義は様々などと、過去に向き合うことも出来ず、あの戦争の
悲惨さを理解出来ない連中に、この国を好き勝手に弄くり回されては、
たまったものではない。
とにかく、この憲法改悪の動きを止めるべく、ただ、護憲を声高に叫
ぶだけでは無く、こころある者は、多くの若い世代に今の憲法の素晴
らしさを理解させ浸透させ実質化させるために具体的な動きが重要だ
と思う今日この頃であるが、どうすれば彼らに気付いて貰えるのか思
案中である。キーワードは、知憲、活憲、利憲、好憲などだろうか。
それもこれも偏狭なナショナリストの安倍が総理大臣の座に
返り咲いてからである。
2012年末の衆院選で、与太民主党の嫌気からの揺り戻しで自
民党が巨大与党の座につき如意棒や打出の小槌ならぬ権力を
手にしてからは、やりたい放題の状況である。
このところの彼らの改憲への動き見ていると、憲法99条ある
憲法遵守の立場にある人間が遵守どころか憲法そのものを蹴
散らかすような振る舞いである。
根底には、9条の改悪があるのだろうが、あの手この手の手練
手管を駆使して、入念に基礎固めを進めている。
ところで、最近は、憲法に関する公共施設を利用した平和憲
に関する講演会等の行事の後援を断る自治体が増えていると
の話も聞く。そもそも、憲法の遵守義務がある公務員が、自
民党に忖度して断ること自体、憲法違反のような気もするが、
改憲の後援を断る話なら分かるのだが。
安倍が今回の欧州外遊に立つ前に羽田で、近々、安保法制懇
からの報告書が上がってくるので、速やかに次の法整備に入
るようなことを言っていた。
彼らが目指しているのは、とにもかくにも屁理屈にもならな
い理由を並べ立てて、集団的自衛権を成立させ、9条を有名無
実なものにしてしまえということだろう。
何処までも姑息な連中である。
立憲主義を知らない為政者達が、企てている自民党改憲草案で
あるが、あまりの酷さに目眩がした。
言うまでもなく立憲主義を放棄し、国民主権・基本的人権の尊
重・恒久平和主義の基本原理を変容させようとしており、その
主立ったものを挙げれば、
① 国家権力を縛るルール⇒国民を支配する道具へ
② 憲法9条の改正では、平和主義の放棄、国防軍の創設、軍法会議の設置
③ 天皇の元首化により、天皇の政治利用、国民主権の後退
④ 基本的人権の制限⇒国際人権の流れに逆行
・立憲主義の理念の放棄(102条1項)
・ 天皇の元首化(1条)
・ 日の丸・君が代の尊重義務(3条)
・ 自衛権の発動を認める(9条2項)
・ 国防軍の創設(9条2,1項)と軍法会議の設置(9条の2,5項)
・ 徴兵制の導入も可(18条)
・ 国民の責任と義務を強調(12条)
・ 基本的人権を制限する概念として「公共の福祉」⇒「公益及び公の秩序」
・ 「集会・結社・表現の自由」を「公益及び公の秩序」により制限(21条2項)
・ 憲法97条(基本的人権の本質)を削除
・ 家族の助け合い義務(24条1項)
これらを見ても、目指すは戦前回帰であって、天皇を元首に戴き神と
崇め、靖国で会おうを合い言葉に戦死することを厭わずに、国に抗議
の意志さえ示す事も出来なかったあの暗黒の時代の大日本帝国憲法を
範としている。
侵略の定義は様々などと、過去に向き合うことも出来ず、あの戦争の
悲惨さを理解出来ない連中に、この国を好き勝手に弄くり回されては、
たまったものではない。
とにかく、この憲法改悪の動きを止めるべく、ただ、護憲を声高に叫
ぶだけでは無く、こころある者は、多くの若い世代に今の憲法の素晴
らしさを理解させ浸透させ実質化させるために具体的な動きが重要だ
と思う今日この頃であるが、どうすれば彼らに気付いて貰えるのか思
案中である。キーワードは、知憲、活憲、利憲、好憲などだろうか。