半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

人は人でしか救えない

2016年03月23日 08時20分56秒 | 日記
このところ中学生が自ら命を絶つ事件が相次いでいる。
進路指導による自殺、いわゆる指導死といわれるもので
ある。
担任は、生徒が万引きしたという誤った情報を元に進路
指導をした結果だということであるが。
これは、違う、これは指導でもなんでない。教師の学校
の自己保身の結果であろう。
仮にこの中学生が万引きをしていたとしても、多感なこ
の時期は指導者によって劇的に変わるだろうし、この生
徒が更生したかどうか事件から現在までの態度や活動を
評価すれば良い話であって、書類や基準やマニュアルに
真摯に向き合うけれど、真剣に生身の生徒に人に向き合
っていないことが想像される。

また、相模原市の両親から虐待を受けていて児相に何回
も助けを求めていたけれど、最終的に自死した中学生の
件も同様で、児相の職員が真剣にこの子の訴えを聞いて
あげていたのか甚だ疑問である。児相が法的に何ができ
て何ができないか定かではないが、児相の職員があまり
真剣に関わりたくなかったような気がしてならない。
この手の児相がらみの虐待死が多いのも行政的なシステ
ムの問題なのか、職員の対応の拙さなのか不明だが、傍
から見て人が助けを求めているときに助けてあげられな
い状況は改善してほしい。

二つの件に共通するのは、心身共未熟な子どもが何らか
の救いを求めていたのを謂わば大人の都合で救えなかっ
たということ。ここで、相手の気持ち、立場にたって考える
ことができなかったのか何ともやり切れない気持ちだけが
残る。

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