半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

富士登山

2013年11月04日 12時00分00秒 | 日記
この連休の初日に、市のある会の行事で、富士登山をした。
富士登山と言っても、バスで五合目まで登ってしまうのだが。
市を朝7時に出て、野辺山を超え、須玉から高速に乗り、御坂
峠から河口湖に下り、富士すばるラインで五合目まで行くとい
うバスハイクである。
天気は下り坂であったので雲に覆われて、その全容を間近で見
ることが叶わなかった。

富士山は、信州からも望むことができるスポットが幾つかあり、
拙宅の近くを走るサンラインからも、天気が良ければ、その姿
を望むことができる。
これまで、富士山の裾野までは何度も行ったことがあったが、
直に富士山に足を踏み入れるのは初めてであり、五合目に着き、
バスから降りた時に、得も言えぬ感じがし、その頂きを見上げ
た時、雲で山頂は見えなかったけれど、黒い重厚な姿から発せ
られる威圧感にも似た、重い物を感じた。まさに、信仰の山に
相応しい存在感があり、その懐に抱かれた感じがしないでも無
かった。
              

富士山の美しさは、遠くから見ることで、感じるものであると思う。
古来から富士山は、信仰のみならず芸術文化の対象にもなって
来た。絵画、版画、写真、小説は数多くある。
我が信州が生んだ作家で新田次郎の「富士山頂」などはつとに
有名である。太宰治の「富嶽百景」などもあるが挙げ出せばれ
ばきりがない。

小生の父親も木版画を老後の趣味でやっているが、富士に思い
入れがあり、毎年、一作は、版院展に出品している。それだけ、
なにか風貌はもとより何か魅力がある山なのだろう。

晩酌には、買い求めた地酒を嘗めながら、武田信玄など戦国時
代の武将達も、眺めたであろう時代から凛としてそこにある富
士の姿に妄想を馳せているうちに、つい深酒をしてしまった。

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