半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

STAP細胞問題騒動で感じたこと

2014年04月10日 08時00分08秒 | 日記
昨日、小保方氏の記者会見を見た。
彼女が行った理研に対する不服申し立ての理由も概ね理解できた。

昨日の会見から1月末の発表からかなり劣悪な環境にあり、精神的
に追い詰められた状態にあったことが、あの冒頭の怯えているよう
な眼から想像できた。

確かに、技術者として未熟な部分があったかも知れないが、老成し
ていない未熟な科学者だからこそ、世紀の発見に繋がったのだと思
う。研究に一途な真摯な研究者であることは見て取れた。
論文の一部の不備についても、膨大に写真がある場合には、取り違
えることはあるかもしれないが、差し換えすれば良い話であり、論
文の本質までは影響がでるはなしでもないし、それは大した問題で
はない気がする。今回の話であれば、その結果が本当なのか、再現
すれば良い話である。そもそも、捏造したところで早晩バレルこと
で、なにもメリットなどない。

この騒動を見ていて、理研という巨大な組織が実は組織として機能
していないことが明確になった。若い女性科学者に責任の全てを押
しつけて、逃げ回る様は、1人の大人として如何なものかそれは、
科学者以前の問題である。

また、一連の報道でもマスメデイアのいい加減さも目に余るものが
あった。特に、週刊誌の文春、新潮などの下ネタ専門雑誌の新聞広
告を見ると反吐が出る思いである。

最近の風潮だろうが、窮地に陥っている人を格好のターゲットにし
て、自分は安全で、いつでも姿を眩ますところにいて叩きに叩いて
鬱憤晴らしをしているようである。それは、ヘイトスピーチにも通
じるものがあるかも知れない。

一時、ノーベル賞候補だと本人が困惑する程に勝手に祭り上げてお
いて、今度は、まるで、世紀の女詐欺師のような扱いで、一斉に叩
く様子は、メディアが持つ、身勝手さに腹が立つ思いであるし、ネ
ットでも東大の教授が彼女を嘲笑し茶化し、笑いを得ようとツイー
トしている様は、何とも哀れな卑怯な人間に見えた。

組織が、組織の体面を保とうと、変にもがけば、何れはしっぺ返し
があると言うことを肝に銘ずるべきである。
何れにしても、彼女に対して、メディアは惻隠の情をもって接して
欲しいと感じた次第である。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。