半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

丸2年が経ったけれど

2013年03月11日 21時35分56秒 | 日記
あの、忌まわしき災厄の日から2年が経ったけれど、
被災地はあれから何か変わったのだろうか。
小生などは、何も変わっていないと正直思う。
全く、復興の形が見えて来ない気がする。これには様々
な理由があるのだろう。とにかく多くの技術者が津波の
犠牲になってしまって、人手不足ということもあるだろう。

一方、復興庁などの役所は造ってみたが、真に被災者に
向き合ったきめ細かい働きなどしているようには見えない。
さまざまな規制があることで、申請をしても許可がおりる
までに時間がかかること。
申請の為の書類が多くて、それだけで、気持ちが萎えて
しまうような状況があることも聞く。
一体、この国の行政は、政治は、被災者のことなど、まるで
眼中にないのではないか。

例えば、堺市などは、がれきの処理の受け入れの検討をした
だけなのに、86億円を越えるような補助金が下りたなどと
言う話を聞くと益々、復興に名を借りて坊主丸儲けみたいな
図式が潜んでいるのではないのか。

中央から現地に入っている業者などは、火事場泥棒と同じで、
如何にして、復興に使われる税金をせしめようとしか考えて
いないと思わざるを得ない。なにしろ復興ビジネスが横行して
おり、為にする除染などで、労働者が本来受け取るべき手当の
上前を剥いで利益をあげている、大手ゼネコンなどもあるら
しい。恥を知れと言いたい。

加えて、人災というか国家、企業ぐるみの犯罪である原発の
爆発事故が重い足枷となっており、これなど、手のつけようが
ないのが実情で、被災者の気持ちをさらに暗く重いものにして
いる。

発災から二周年の記念式典も大事だろうけれど、未だに30万人
におよぶ人が仮設住宅におり、いつ以前のような生活に戻れるか
予測がつかない状況だ。仮設住宅もプライバシーがある程度確保
できたとしても劣悪な環境であることには違いないわけで、
先ずは、被災者が戻って安住できる終の棲家なるものを早く整備
することが急がれる。先ずは家庭が基本だ。つまらん紐付き補助金
などは無くして、被災地で直に使えるようにしたら、復興のペースも
上がるのにと思う。

安倍晋三は、この夏までに帰還できるようなインフラ整備を進める
などと、選挙向けに耳障りの良いことを曰っているが果たしてどう
なることやら。

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