半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

忙しさが、お任せに繋がり、やがて己の首を絞める

2013年03月14日 13時31分16秒 | 日記
ここのところ、年度末工期に追われ、多忙な毎日を送っている。
最近は、若い連中とほぼ同じペースで仕事をしている。帰宅は
12時近くになることもある、五十路の終盤の身にはこたえる。
ただ、日柄パソコンに向かい図面や書類づくりの業務でも、
布団に入れば、朝まで起きることはないほど、疲れる。
決して肉体労働で無くても、不健康な生活をしていれば疲労が
溜まるらしい。
もっとも、若い同僚は、年明けからまともに休日もとっていない
ハードな毎日を送っているが未だ元気だ。
これは、若さの所以か義務感や責任がなせる技か。

ところで、仕事を割り振っている身で言うのもおこがましいが
彼らは、いつ世の中の目まぐるしい動きに対して情報を得、理解し、
判断をしているのだろうかなどど考えてしまうことがある。
このような状況は、我々の業界に限らず、この御時世では非正規
雇用などの劣悪の労働環境を与えられて生活に追われている人達
もまたしかりだろう。

例えば、原発の問題、この国の富を収奪しようと米国資本が画策し、
まさに不自由貿易協定と呼べるTPPのこと、安倍が血道をあげて
いる意味不明な憲法改正のこと等々、問題は山積しているのに、
彼らの言動を見聞きするにつけても、それらのことにとても関心ある
とは感じられないのだ。


とにかく、忙しいのだ。ただ、世の中で起きているマスメデイアの
報じることを傍観者として受け止めているだけで、自分達の問題と
して扱ってはいないのだ。

TPPのことにしても、マスメデイアが一方的に喧伝する、自由
貿易によって輸出企業が潤い、結果として国の経済が潤うのだから
賛成程度の知識(?)しか持ち合わせていないのだ。多国籍企業に
よって此の国の法律まで変えられ、そのことが自分たちの生活基盤
が侵され、コミニュテイまで壊され、ひいては、生存権まで侵され
ようとしていることにも関心が行かないのだ。

憲法問題にしても、憲法を変えて米国の為に戦争が出来るような
フツーの国にしたいらしい。米国から一方的に与えられた憲法だか
ら気に入らないし、国民主権などは、有事の際に邪魔だから削って
しまおうとか、国民の義務を果たさずして、権利を主張するなと書
き換えようとしているように、基本的人権が蔑ろにされようとして
いることに理解が及んでいるのだろうか。

とにかく、マスメデイアの云うことを金科玉条の如く有り難く疑う
余地もなく受け入れてしまっていることにも問題があるのだが。
あのNHKが云うことにプロパガンダが仕込まれていることなど夢
にも思わずに、なる程などと頷いてみたりする。

かくして、多忙の日々を送るうちに、無関心が高じて、お国やお上が
やることには些かにも不満は御座いませんから、どうぞお好きにおやり
下さいと言う、あなた任せの全権委任国家体制ができあがる。

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