半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

トランプ現象とやらに思う

2017年01月23日 13時27分02秒 | 日記
知性派のオバマがホワイトハウスを去り、思うに反知性と言われるカテゴリーに
分類されるであろうトランプが就任式を終えた。

そんな中、女性を中心とした反トランプデモが世界中で行われているらしい。
反トランプを叫ぶ者達と言わんとすることは分からないでもない。
しかし、悪が勝利し正義が敗れたと言い方は、誤解を招く言い方である。な
らば、悪はトランプで正義はヒラリーになってしまう。

マスメディアはこぞって、人気の無い大統領としてこれをトップニュースにも
あげている。

今、世界中がこぞってトランプ叩きを始めた。日本のマスメディアもNHKを先頭
に保護主義を忌むべきものとした論調だ。
そこには、マスメディアが、何とか保護主義に傾き始めた流れを新自由主義に
引き留めようとする思惑が透けて見える。
また、トランプ短命論、弾劾論なるものが希望的なものも含んで出ている。

果たしてそうだろうか、彼等が継続を更なる発展を望む新自由主義で生活が豊かに
なったか。
一億中流などは、今は昔、貧困率は先進国の中でも新自由主義発祥の米国に次ぎ
最悪である。

米国民は、何よりもパンを選んだのだ。仕事を選んだのだ。明日の生きる糧をトランプ
に期待し選んだのではないのか。

オバマがそうであったように全能な指導者はいない。8年前に彼が大統領になった時、
米国はおろか世界中が期待した。
選挙前に彼の歯切れの良い物言いのチェンジに期待した。
しかし、それから4年も経たないうちに多くが失望を覚えた。

だから、選挙前に候補者が言うそれはキャラクターの脚色にに過ぎない。あえて言えば
幻想に過ぎない。支持者が期待したほどには世の中は、変わらない。
これは、見えざる大きな力が、彼らが望む方向に誘導しているかのようだ。
今回も、1年も経たないうちに多くの失望する者が現れるに違いない。
そして、また違った潮流が流れ始めるのだろうか。