半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

年初雑感

2017年01月04日 11時16分00秒 | 日記
今年の三が日は、好天に恵まれて穏やかな正月だった。
正月の過ごし方と言えば、30代、40代の頃は親も若く、兄弟3家族の
子ども幼く、大晦日、新年の実家の座敷は賑やかで楽しかった。
今は、母の姿はなく、齢90を越えた父と過ごす年とりと迎える新年は、
よくぞ生き永らえた感が強く、果たして今年の年越しはどうだろうかなど
と、一抹の寂寥が漂いもの悲しささえ覚える。
時の流れだけは、誰も抗うことはできない。

抗うといえば、2013年あたりから、敗戦爾来70年続いた平和憲法を腐す輩が、
政権の力を以て平和憲法が目指す流れに抗う法律を次々と成立せしめ、今も
実行に移しつつあり、今年も敗戦後経験した事がないことが起こりそうな気
さえする。

「日本の青年も血を流すことによって日米が初めて対等になる」と宣う総理
大臣をいただき、さらには「靖国神社というのは不戦の誓いをするところで
はなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけな
いんです」と平気で言う鉄面皮の防衛大臣をおく政権の危うさは、深刻な問
題であるのだが、国民の多くは、この輩を強く支持している。ただただ、マス
メディアが創り出す風潮を真に受けて真贋を見分ける目を養って来なかった
国民は、何れ自業自得の責めを負うことになるのだろうか。

とは言え、2015年のSEALDSのように、真剣に時の政権の為すことに異を
唱える真贋を持つ若者やママ達が多くいることも事実であることは頼もしい。

今年は、米国の大統領も反知性を代表する徳の無い人物のトランプが就くこと
になり、おそらくこの御仁は朝令暮改など当たり前だろうから、当分はこの御
仁に世界中が振り回されことになるだろう。

マイノリテイーや社会的弱者に対する蹂躙は今や、世界的な風潮であり、今年
はこの傾向は益々、強まるような気さえするし、強者が弱者を虐めては喝采を
浴びるような胸糞が悪く反吐を覚えるような傾向も続くだろう。

今年は、微力でもこのような忌まわしい流れに抗う杭の一本になれたら良いと
思う仕事始めであった。