今この歳になって思うことがある。
家があってよかったなと。
親からの譲りの家だ。
若い頃は義父母との同居も臆せずやってきたが、大変な義母のことで、これはこの家に住むための代償なのかと思うことがあった。
家はすぐにでも出たいと思ったが、音楽教室も始まっていたし身動きできないので、やるしかなかった。
その反面、私に計算がなかったわけでは無い。
小さな家をローンで買って子供を育てるだけより、始まってしまった教室をやっていればここに住めれば、子供たちにとっても良いことの方が多いだろうと、考えてもいた。
そのために少々大変な人と一緒に生活する。
頑張るしか、仕方ないことだった。
古い家だが、今は感謝している。
広い敷地があったから、息子たちに家を建てる敷地を貸してやれている。
まだ小さく切って売ったりしないで済んでいる。
音楽教室の頑張りで、子供たちをちゃんと教育できた。そして自分も学びたいことを学べた。
住宅ローンもなかったので、その分で椿峰音楽教室を創ってフレンドにも仕事があった。
運が良かったかもしれない。
夫はすごく働き者という人ではなかったが、お酒も飲まず賭け事もしない人だ。少々声が大きいくらいは、どうということではないかもしれない。
切れるほどの激怒さえ回避できてれば何とか無事だし、もしそうなった時は、長女や長男に助けを求めれば助けてくれるしね。
私は結構強運かもしれない。
何より、楽しかったし面白かったもの。
夫の上の姉が言いました。「は◯◯さは、家があるだけが取り柄だから…」
もう少し家族のことを考えられる人だったらなあ。遊び仲間に対する思いやりが家族にも持ってくれたらなあ。
友達には受けが良いらしいが、メッキなのになあ。
はげないのかなあ。笑笑