コバちゃんが元気な頃、まだ家にいた頃のこと。
15年から20年も前のこと。
私は忙しくしていましたが、私の留守に姉たちは良く遊びに来ていた。
♬母いれば、出入り自由の実家かな♬
♬こんにちは、声より先に奥座敷♬
私は常々、こんな気分でいたのだった。
あらかじめ訪問していいか尋ねる電話があるとか、着いてから玄関のチャイムを鳴らすとかがなく、こんちわーとアポなしでやってくることが理解できないでいた。
私がいるのに。
私の家なのに。 なんてね。
数年かかったが、ある日理解できる日が来るの。
そのきっかけは自分だ。
私はえみこ、もう1人の私の中にいるのは、いびこ。
いびったりする、ひねくれ者のいびこは、ときおりえみこを助けることがあった。
いびこ「あんだって?私の家に来るならアポを取れというのかい?生意気言うんじゃない!ここはえみこの家ではない。はるまさの家だぞ。登記上そうなってるだろうが!自分のことに置き換えてみたらどうよ。えみこの長女と次女が大人になって家を出ても、えみこが心配だったりえみこに会いたかったりした場合、誰かにアポとるんかい!取らないだろう?いつでも好きな時に来るだろうが。ま、えみこには、いるかどうかを聞くだろうけどね。それと同じだよ。もともとここんちは、コバちゃんが建てた家なんだし。勘違いするんじゃない!」
えみこ「エーーーッ!そっ、そっかあ!いっぱいレッスンして教室が大きくなったもんで、偉くなった気分で勘違いしてやした!それで、はるまさのものは私のものって思っていたので、生意気になってたね。でも、コバちゃんやお姉さんたちに、嫌味とかなんか言わなくて良かったね。」
いびこ「そう、それだけは間に合ってよかったぜい。なにかあったらまたわたしが考えてあげるから、早まるんじゃないよ」
えみこ「へへーーい」
今朝、コバちゃんが廊下でミシンをかけてる夢を見ました。そのそばで、私の父のみやみつさんがニコニコしながらタバコを吸っていました。
仕事しながら3人育てるのには、コバちゃんが居なくてはならなかったな。
よく子供を見てくれたから、助かったな。
ありがたかったな。
今日私が仕事してるところに、下の姉が通りかかった。
姉たちにもよくしてもらったな。
まあまあの出来だったな。喧嘩などしなかったし、面白かったな。
面白い日々は、これからもしばらくは続くだろうな。
15年から20年も前のこと。
私は忙しくしていましたが、私の留守に姉たちは良く遊びに来ていた。
♬母いれば、出入り自由の実家かな♬
♬こんにちは、声より先に奥座敷♬
私は常々、こんな気分でいたのだった。
あらかじめ訪問していいか尋ねる電話があるとか、着いてから玄関のチャイムを鳴らすとかがなく、こんちわーとアポなしでやってくることが理解できないでいた。
私がいるのに。
私の家なのに。 なんてね。
数年かかったが、ある日理解できる日が来るの。
そのきっかけは自分だ。
私はえみこ、もう1人の私の中にいるのは、いびこ。
いびったりする、ひねくれ者のいびこは、ときおりえみこを助けることがあった。
いびこ「あんだって?私の家に来るならアポを取れというのかい?生意気言うんじゃない!ここはえみこの家ではない。はるまさの家だぞ。登記上そうなってるだろうが!自分のことに置き換えてみたらどうよ。えみこの長女と次女が大人になって家を出ても、えみこが心配だったりえみこに会いたかったりした場合、誰かにアポとるんかい!取らないだろう?いつでも好きな時に来るだろうが。ま、えみこには、いるかどうかを聞くだろうけどね。それと同じだよ。もともとここんちは、コバちゃんが建てた家なんだし。勘違いするんじゃない!」
えみこ「エーーーッ!そっ、そっかあ!いっぱいレッスンして教室が大きくなったもんで、偉くなった気分で勘違いしてやした!それで、はるまさのものは私のものって思っていたので、生意気になってたね。でも、コバちゃんやお姉さんたちに、嫌味とかなんか言わなくて良かったね。」
いびこ「そう、それだけは間に合ってよかったぜい。なにかあったらまたわたしが考えてあげるから、早まるんじゃないよ」
えみこ「へへーーい」
今朝、コバちゃんが廊下でミシンをかけてる夢を見ました。そのそばで、私の父のみやみつさんがニコニコしながらタバコを吸っていました。
仕事しながら3人育てるのには、コバちゃんが居なくてはならなかったな。
よく子供を見てくれたから、助かったな。
ありがたかったな。
今日私が仕事してるところに、下の姉が通りかかった。
姉たちにもよくしてもらったな。
まあまあの出来だったな。喧嘩などしなかったし、面白かったな。
面白い日々は、これからもしばらくは続くだろうな。