京都寺町三条のホームズ6 新緑のサスペンス |
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読了日 | 2017/02/22 | |
著 者 | 望月麻衣 | |
出版社 | 双葉社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 331 | |
発行日 | 2016/12/15 | |
ISBN | 978-4-575-51917-4 |
の嵐(のような強風)が過ぎ去って当地方(千葉県木更津市)は今朝、穏やかな日差しが降り注いで幸せな気分になる。
だが、北日本にはまだ冬型の気圧配置が居座っているらしく、雪降り模様が続いているようだ。土地柄とは言いながら、大変な環境に同情の念を抱く。僕が同情したくらいでどうなるものでもないが、幸せな気分に浸ることが、なんとなく後ろ暗いような・・・・。
今日は2が3つも並んで、何か記念日があるのだろうと、ネットを見ると最初に出てきたのは、「猫の日」だった。222が「ニャン、ニャン、ニャン」と読めることから決められたようだ。他にもいろいろあったが、これはペットフード工業会なる団体が制定したらしい。
そんな事とは関係なく、3月12日に開催される天羽支部会(社会福祉法人薄光会が運営する事業所の一つ、ケアホームCOCOに暮らす障害者の保護者たちの組織)で、2年の任期が満了する役員が改選される。
支部長は留任がほぼ決まっているが、副支部長、会計、会計監査が都合で退任することから、3名の新たな役員が誕生する。天羽支部が他の入所施設と異なる点は、会員の半数くらいが在宅介護の障害者の親たちで占められている点だ。比較的若いお母さんたちの中から選ばれる役員だから、引き続き活発な活動が期待されるところである。
そうした思いとは別に、僕が担当している会報の作成がまだ、思うような進展を見せておらず、その点だけが僕のちょっとしたストレスとなっている。
著者が、あとがきで言っているように、今回は長編ストーリーだ。
従来は、目次に章割りのタイトルが列記されて、その一つ一つに事件があったので、著者としては時系列の話しながら、連作短編集という認識を持っていたようだ、というより連作短編集として描いていたらしい。僕はブログに書く読書記事では長編という認識だったが、読者としてはどちらでも一向に構わないが、言われてみれば今回のように冒頭の事件を追って、最後までその謎を追うという形は、初めてのことだ。
残された少ない人生の中で、いろいろ理屈をつけて読みたい本を見逃していたのでは、楽しいことを第一とした僕の読書生活が、つまらないものになってしまう。という、そんな気分からこのところ、同じ作者のシリーズ作品を続けて読むことが多くなって、実に楽しい読書の日々を送っている。
このシリーズも6巻目となり、昨年暮れの発行だから最新刊だ。
は本書も愛読者が多くて、図書館の予約件数が半端じゃない。そこで木更津市立図書館では順番が回ってくるのが遅くなるから、市原市立図書館に予約しておいたのだ。
市原市の方に予約数が少ないわけではないのだが、何しろ千葉県一を誇る広い面積を持つ市だから、支所も多い。そこで順番の回転も早い。そんな目論見通り早く読めることになった。こうした僥倖―ではないな、自分で予約しておいたのだから―まあ、思ったより早く読めることになったラッキーか。
いつもそうしたことに出合うわけではないが、経済的な理由が大半の図書館通いが続いている中、新刊だけでなく見逃している名作、傑作ミステリーを多く楽しみたいと思う。そのうえで手持ちの積ン読本も消化しなければと、思いはたくさんあり過ぎてどれか一つに絞らないと、どれもができないことになりそうだ。
現役のサラリーマンだったころ、よく上役からたしなめられたことを思い出す。一点集中主義だ。近頃そのコンセントレーションがうまく作用しなくて、虻蜂取らずにならないよう気をつけなければ。
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