京都寺町三条のホームズ4 ミステリアスなお茶会 |
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読 了 日 | 2017/02/02 | |
著 者 | 望月麻衣 | |
出 版 社 | 双葉社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 308 | |
発 行 日 | 2016/04/17 | |
ISBN | 978-4-575-51882-5 |
が家の庭の片隅にある物置の中から、カシオのワードプロセッサー・G-770ZXを出して、アプリケーションディスク(フロッピーディスク)を挿入して、画面の表示通り実行キーを押すも、一瞬フロッピードライブのパイロットが点灯するだけで、起動しない。
もう何年も物置に眠っていたので、フロッピードライブが作動しなくなったらしい。昔このワープロ専用機にもずいぶんお世話になった。一時期PC-8801(NEC製の初期のパソコン)のワープロソフト・ユーカラのドット数が荒いことから、文書はワープロ専用機を利用していた。
このカシオのマシンはワープロだけでなく、表処理ソフトというBASICに準拠したアプリが搭載されていたから、簡単なプログラムを組んで、結構便利に使っていた。今のExcelをVBAで使うような感じだった。
そんな昔のことをちょっと思い出して、いたずらしてみようと思ったのだが、残念ながらマシンが起動しないのでは仕方がない。しかしスクラップにするのも惜しい気がするが、もう修理するところもないだろうな。
起き抜けは寒かったが、いまは晴れ渡り日差しのぬくもりがいくらか感じられるようになってきた。
そうした中物置から引っ張り出したのだが、やはり機械ものはもう少し丁寧な扱いを必要とするようだ。今更反省しても仕方がないが、狭い部屋にはいろいろと物を置いてはおけないから、どうしてもボロ物置の世話になる。
さて、図書館にはふつう僕らが読みたいと思う小説なら、大体揃っていると思ったら、そうでもないことが最近になって分かった。単なる僕の認識不足というか、知識不足が誤った考え方に向かわせているのだろう。
特に文庫本は価格が安いということから、誰でもが買って読めるという観点からだろうか、カテゴリーによっては置いてない図書館も多い。それについても僕は逆に文庫本ならどこの図書館にももれなく揃っているだろうと思っていたのだ。
今読んでいるこのシリーズも、木更津市立図書館にはなく、袖ケ浦市立図書館か市原市立図書館にしか置いてない。幸い近くの袖ヶ浦市で借りられたのでよかったのだが、これからも前もってどこにあるかを確認してからでないと、無駄足を踏むことになるから気をつけよう。
といったようなことで早くもシリーズは4冊目となった。
年を迎えて賑わいを見せる京都の町。読む時期が現実と少し重なっているようなのが、リアルタイムのような感じをさせて、物語を一層楽しめる。
今回の大きな事件は第3章でホームズこと家頭清貴とアルバイトの真城葵が招かれた相笠くりすの朗読会が舞台だ。バレンタインデーの夜に吉田山荘で開催された、“相笠くりす”なる人気ミステリー作家の朗読会で、ホームズと真城葵は相笠くりすの妹から、事件の依頼を受けるのだ。
ホームズの確かな観察力や洞察力はますます冴えて、アシスタント(ともいえる)の真城葵も時として、有効な意見を述べるようになった。
真城葵と言えば第1章の中で、ビスクドールを苦手とする記述があり、そこのところは僕も全く同様に、あのクラシカルな西洋の少女人形に、怖さを感じることがあるのだ。多分、過去に見た映画やドラマの影響ではないかと思うが、今にも笑ったりあるいは涙を流したりするような感覚を持ってしまうことがある。
# | タイトル |
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序章 | |
第一章 | ビスクドールの涙 |
第二章 | バレンタインの夜会 |
第三章 | 後継者の条件 |
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