玉川温泉 その４

合宿のような玉川での生活が始まって５日目。
少しづつ自分のペースができつつある。

岩盤浴が３回、入浴４回、ラジウム浴１時間、ラジウム吸引適宜が１日の日課。
今日は、朝の岩盤浴の後、昼ご飯用の蒸した芋をもらった。

ラジウムが中に入り込んだありがたいお芋だ。
非合法に近いので、製造方法はマル秘だ。





毎日新しい友人ができている。
みんな同じ病気なので、すぐに仲良くなる。

そして、お互いの病状と治療方法の情報交換が始まる。

治療を受けずにがんが消えた人が何人もいる。
それも、こういう話があったというような間接的なものでなく、本人からその話を聞く。

今日もだった。
毎日のようにそんな不思議な話を聞く。

ただ、ここに来れば誰でも治癒するというような簡単な話ではない。
治ることを信じ、本気で玉川で治療した時、治癒することがあるようだ。

でも、それは玉川に限ったことでけではない。
治癒することを本当に信じれば、不思議なことはどこでも起きる。

人間の思いはそれほどに強い。