09.03.08春の美術館

「大阪天王寺公園/美術館」
絵画展木々の芽吹きに迎えられ
フラミンゴ彩添え春の動物園 3/8佳、選Ⅰ　**藤田洋子氏、飯島治朗氏
春の水児ら声上げて駈けよりぬ

尚子を誘って3人で天王寺美術館に日展を見に行く。具象画が多く好きな絵が多いように思ったが、最近では日本画のほうが進歩してきて、日展の評価自体は低下気味なのだそうな。風景画の絵葉書3枚ほど買って帰る。＠￥100で印刷技術の進歩は素晴らしい。一方、天王寺駅で地下鉄乗り換えへのエレベーターの連絡不備は相変らず。千里だけではない。何処も同じ欠陥ターミナル。
昨夜のWBC韓国戦は後半「白洲次郎」を見ていたら何と14-2でコールド勝ちになっていた。次の反動が怖い。

09.03.07初音

森の朝しじまのなかに聞く初音
春の雨止みて芽吹きの高かりき
渓の水清冽なれば山笑う

09.03.06春の雨

春の雨黒く濡れゆく土匂う
桜芽木膨らみ来たり時を待つ
チューリップ雨歓びて芽を出せり

昨夜から続いて雨.しかし気温は高い.室内17度。
予算委員会中継を聞きつつ句作。気のせいか、小沢問題以後、首相の答弁が自信宇尾取り戻した感じ。

09.03.05啓蟄

地虫出づ青く晴れたり生駒山　　○　3/5佳句
一歩ずつ足引きずりて地虫出づ　
地虫出づ自ら啓く別天地

地虫出づ足引きずりて杖ついて
空晴れて俳句日和の春の朝

森君から珍しく俳句の話題を扱ったメールが来る。数学も俳句も無駄を省くという共通点があるそうな。
素晴らしい朝の天気。緑地帯の木を眺めているだけで二、三句浮ぶ。
東山はればれとあり地虫出づ　草田男

09.03.04お水取り

古都の春今始まれる修二会かな
冴え返る天平の夜や二月堂
お松明歴史は夜空焦がしつつ

冴え返る夜空に立つや二月堂
冴え返る夜空を統べて二月堂

思いがけなく、昨日の投句が秀句にとりあげてもらった。素直に詠んだのが良かったのかも。小雀の句が小口氏の選を貰って、これも自信につながる。ありがたい事だ。

09.03.03ひな祭り

一枝の桃を活けたりひな祭り　　◎　3/3秀句
二人して雛を飾りし頃もあり
小雀の跳ねゆく庭やひな祭り　　　*小口氏

午後から牡丹雪‐霙。帰りには雨。朝から寒い一日。
民主小沢氏の政治資金問題でニュース。自民の策略のような匂いもする？　いずれにしても政治不信は増幅されるばかり。

09。03.02花馬酔木

白く揺れ陽に誘われて花馬酔木
「ひな祭り」歌いて昔想いだす
黄水仙つぼみは徐々に太りゆく

今日の寒さは「冴え返る」というのかどうか。花粉の飛び方がひどいそうだ。
馬酔木の花が白く咲き始めた。さっそく句作に利用させてもらう。愛知県でうずらから鳥インフルエンザウイルスを検出とか。

09.03.01古雛

ぼんぼりのごと膨らみて桜芽木
花桃のあでやかにして土手の下
古鄙そろいて年を経たるかな

午後具子とコーナンへ。好天気で暑いくらい。箕面の山がずいぶん赤みづいてきた。桜ではあるまい。楓かな。
nｈｋ杯では山下棋聖が蘇8段とねじりあいの結果黒で中押し負け。ちょっと狙いすぎのように感じた。「樫の枝」が特選6句の末席に入った。--してというのは口調が良くてわかり易いのかもしれない。多田さんのコメントは的確に情景を捉えて下さった。感謝！