河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

12.07.18西瓜切る

2012-07-18 21:10:06 | Weblog
★西瓜切る賽の目に切る紅き味
★校門に向日葵並び児を迎う
★夏料理涼しき色や京の味

*潮騒を聞いてまどろむ海の家/河野啓一☆ 海水浴の喧騒から付かず離れずの距離をおいて、涼しい風にうとうととする。遥かな波音、ゆらめく夏の光。季節の移ろい、遠い思い出。宏


お礼 宏さま☆潮騒を聞いてまどろむ海の家 をおとり上げくださり、素晴らしいコメントを誠にありがとうございました。今更海水浴ではありませんが、夏が来るたびに思い出します。啓一

好きな句★ゆうすげに月まだ淡くありにけり/高橋正子 写真も拝見いたしました。薄黄色の百合に似たゆうすげは賑やかな山野草の一つですが、「ゆうすげ」の語感と「月まだ淡くありにけり」の措辞がぴったりの風情で、大変魅力的な御句かと存じました。啓一


★雲海に沈みし谷や奥丹後 の句を今日の俳句にご紹介くださいまして誠に有難うございます。雲海の下は想像するだけですが、豊かな緑があるのだろうなと思いました。

鑑賞
★漂白されすずしき食器となりいたり  正子
食器洗い機を使われた時の印象を描かれた御句かと想像しました。洗剤を添加してスイッチオン。一夜明ければそこにはピカピカの白い食器が並んでいる。「すずしき食器となりいたり」の措辞から、そんな風情と光景が伝わってきます。

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