河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

12.09.25栗

2012-09-25 22:03:42 | Weblog
投句★丹波栗いが付きしまま並べられ
★自転車を止めて拾える丹波栗
★栗の木に古代の暮らし想うかな

好きな句★森奥に白の群れ透く毒茸/宏 あえて毒キノコと指定された詠みに少し驚きました。毒キノコは赤いものだと何となく思い込んでいましたが、白く群れ透くというのが印象的です。啓一

Sから帰るや否やむやスキンクリニックへ。薬局で処方薬をもらうのと合わせて3時間ほどかかる。尚子から何処へ行ってたの?と電話がかかる。今日は絶好の天気、涼しい風。言うことなしの秋の一日だった。マンションの駐輪場で大きな栗を2個拾ったと持ってきた人がいて。色つやも申し分なし。それで今日の季題は[栗」にする。
ペダルを漕ぎながら考えていると幾通りもの句作が出来るが、絞ってゆくとやはり3句が限度だ。


印象句/コメント
好きな句 ☆群れて池巡るとんぼう秋澄めり/小川和子☆ 蜻蛉は暑い夏の頃から飛んでいるのですが、秋の季語に入れられているのはこのように澄んだ風情を届けてくれるからなのかもしれません。池の面を飛び交う清らかな蜻蛉の翅の姿。「秋澄めり」の結句が涼やかに響いています 宏

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