河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

4.13 庭の春

2007-04-13 10:00:10 | Weblog
われ先に芽吹く庭木の騒がしさ
下萌もなわ張りを主張し庭の春
柿若葉実のなる頃が待たれいる
木犀の芽吹きあまねく樹を覆い
チューリップにも残る色香の愉しくて
花韮の小さき十字輪になって

昨日は家内の検診結果が判明。一応OKでホッとする。
今日は近所のコーナンへ季節の草花苗を買いに行くことに。
朝のテレビで吉野山の山桜の遠景を見る。春霞の中でなんとも美しく平和な眺め。

11 コメント

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好きな句 (高橋正道)
2007-04-13 22:32:03
下萌えもなわ張りを主張し庭の春
 草草の生命力の強さを感じて、好きな句です。
木も草花もいっせいに動きだして、まさに春ですね。

奥様も検診で問題なしとのこと、ご夫妻そろって健康とは、まことにご同慶のいたりです。
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お礼 (河野渓太)
2007-04-14 09:32:32
高橋正道さま
「下萌えも」にコメントを頂き有り難うございます。狭い庭ですが、雑草がドンドン伸び、地衣植物類がかってに背ばかり高くなって、家内がいつもぼやいております。私は昔、園芸大好き人間でしたが、病気をして以来庭歩きも出来かねるありさまで--。くちさき人間と言われております。

神戸オフ句会の高橋さまのレポート興味深く読ませていただきました。
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庭の春 (小河原 銑二)
2007-04-15 21:42:16
木犀の芽吹きあまねく樹を覆い
 <あまねく樹を覆い>の表現が好きです。我が家の庭も剪定した木犀の生垣の天辺に、一斉に若芽が同じ長さで隙間なく出てきました。まさに<あまねく>です。
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俳句添削教室 (主宰 高橋信之)
2007-04-16 07:36:43
下記アドレスの<俳句添削教室>に古田けいじさんのコメントがありますので、ご覧ください。

http://www3.ezbbs.net/17/suien3/
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お礼 (高の渓太)
2007-04-16 17:42:22
小河原 銑二)さま
「木犀の」の句にコメント頂戴し感謝いたします。朝日が当たって樹全体が耀くように美しく見え、それを表現できないかと考えたのですが、結局おおげさな「あまねく」というようなことになってしまいました。でも小河原さんに認めていただきましたので--。有り難うございました。
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木犀 (あみもとひろこ)
2007-04-16 17:50:59
木犀の芽吹きあまねく樹を覆い
こんもりとした木犀の、さかんな芽吹きが、はっきりと捉えられて、芽吹きのあわい緑の色まで感じられました。庭の木犀を眺めているばかりで、句にできなかったので、御句に心より共感致しました。
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好きな句 (おおにし ひろし)
2007-04-16 19:48:41
われ先に芽吹く庭木の騒がしさ

「騒がしさ」の表現が変わっていて、又、面白いです。俳句的に表現をしてみたいですね。
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好きな句 (渋谷洋介)
2007-04-17 11:11:26
柿若葉実のなる頃が待たれいる
 柿若葉に目が洗われるようです。お家に柿の木があると、そうなんだと納得です。
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お礼 (河野渓太)
2007-04-17 16:44:51
あみもとひろこ様
「木犀の芽吹き」の句にコメントを頂戴しまして有り難うございました。淡い色が朝日に映えて美しいと思ったのですが、あんなものでよかったでしょうか。
パ?コンの変換ソフトの不具合で御礼が遅くなりました。
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お礼 (河野渓太)
2007-04-17 17:03:33
おおにしひろし様
「われ先に」の句にコメントを賜わり有り難うございました。確かに表現が変わっているだけでは俳句とは言えないかもしれませんね--。宿題を頂戴しましたので、試行錯誤をしてみたいと存じます。
騒がしさ→賑やかさ、またはカーニバルなどはいかがでしょうか?
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