河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

3.23 雪柳

2007-03-23 20:51:19 | Weblog
風そよぐ小川のほとり雪柳
うらうらと雪柳の波に溺れたし
物憂くもからしなの花ゆれており
大相撲熱気の外は春霞
文庫本ただ広げ居る朧かな

厚さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの。阪大病院への道すがら春の風情を満喫。
随所で雪柳が満開だ。桜はまだ芽木が膨らんできたところ。
選抜高校野球開幕。横浜の次男から孫1人連れて車に乗ったと連絡あり。

4 コメント

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好きな句 (大山 由紀)
2007-03-23 21:44:52
風そよぐ小川のほとり雪柳
うらうらと雪柳の波に溺れたし
 春になると白い小さな5弁の花を咲かせる雪柳。春風に吹かれてそよそよと音を立てて揺れる雪柳を横目に
小川の傍を歩いていらっしゃる様子が、よくわかります。なんとものどかな春の風情です。阪大病院への御用は何かわかりませんが、もし体調のことでの通院でしたら、お大事にしてください。
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お礼 (河野渓太)
2007-03-23 23:08:06
大山 由紀さま
お優しいコメントを賜わり有り難うございました。当地は急に暖かくなり、雪柳が満開で、誠に麗らかな日和でした。車の中から見ると、あの波の中で泳げそうだ?という気がしてきた次第です。
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からしな (志賀たいじ)
2007-03-24 18:15:38
物憂くもからしなの花ゆれており/渓太
何となく気の晴れぬ作者に小さく清楚なからしなの黄十字の花は心寄せてくれる様にゆれている。心安らぐ景です。
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お礼 (河野渓太)
2007-03-24 22:34:00
志賀たいじ様
「物憂くも」の句にお目を止めてくださり、ありがとうございました。急に暖かくなって物憂い春の午後の気分でした。
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