河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

5.06 新緑/雨

2007-05-06 16:55:06 | Weblog
新緑や濡れてどこまで豊かなる
さまざまな緑の濡れて美しき
伸び出し椿新芽や親を超え
惜春の吾ひと桁のジェネレーション
雨避けて牡丹は藤の傘の下
森の雨みどりの色に染まりたり

雨の止み間に車のオイル交換に同行。年々大きくなったケヤキ並木の濡れた美しさ。
玄関横の小さな椿の木の新芽が殊のほか艶やかに見える。どこへ行っても、何を見ても「美しき国日本」だ。
  朝、藤原正彦のテレビ放談を聞く。「明治維新、敗戦、バブル崩壊、何かあると日本人はそれまでの良いものをみな捨ててしまう」という。同感!