杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

こう云うことって

2010年11月25日 | 日記
人の口に昇る噂話には悪い話と又逆に嬉しい話がある。
私が経験した嬉しい方の話しを二題お話ししましょう。
・・・・・・・・・・
私が松山へ出て数年経った頃の話である。
ある時代に教えを受けた学校の先生が亡くなられた事を知らされた。
生徒の目線まで降りてきて、わが弟のように可愛がって貰った
優しい先生だった。

私が一番生活に追われて苦悶苦闘していた時代である。
故郷の友、親しかった知人とも交流が途絶えた時期だった。
胸に隙間風が吹き木枯らしが事の外厳しく感じられた時でも在った。

私は松山市二番町通りを松山市役所から大街道方面に車を走らせて
いた。
ちょうど、現在は無くなったが映画館のある場所に差し掛かった時
である、長身のすらりとした紳士が自転車に乗って走っていた。

(あれ! 〇〇先生では !) しかし死んだと聞かされていたので ?
人違いかと目を疑った ? ゆっくりと車を徐行させてすれ違いざま
助手席の窓から、じっとその人を確認した。
まるで幻を見ているような、異次元に迷い込んだような不思議な
錯覚を覚えていた。

しかし、あの身長は人違いではない ?
貧乏の我が身が恥ずかしく、止まることなくそのまま車を走らせた。
噂話がまったくの出鱈目であったことが後日判明したのである。

改めての再会と祝杯を挙げたことは云うまでもない。
現在に至るも〇〇先生は、死んで生き返ったことをご存知でない ?
私と同級生の胸に秘められているのである。
・・・・・・・・・・
一番町電停で伊予鉄電車は停車した・・・
私は、飲み会の時間が迫っていたので急いで電車から降りて
大街道へ向かおうとした・・・?

電車を待つ多数の人ごみの中に、見覚えのある綺麗な女性が立って
いた、死んだと聞かされていた高校時代のマドンナA嬢である、

私は一瞬ドキッとした、まさか人違いではあるまいな ?
それにしても似た人が居るものだ !
私の下車と彼女の乗車が同時に行われた・・・?
狐に包まれたとはこのことだろう ?

またもや、異次元に迷い込んだような空白が生じた !
(えっ! こんなことって有るの ?) 彼女もまた〇〇先生と同じく
この松山で元気に暮らしていた。
ある店のママとして、夜の街で世の男性どもの憧れの君になっていた。

噂話ほど当てにならないものはない、生死の問題だけでなく人格を
傷つける類ほど、簡単に真に受けてはならない。

噂を鵜呑みにしないで、あなた自身の目で、心で確かめることが必要
かも知れませんね。
だから私は先入観を持たないで謙虚な姿勢で相手と接することにして
います。

死んだ人が(噂話) 生き返るって、何んと嬉しいことでしょう !?
それを目撃出来た私って、福の神 ! 天邪鬼 ! お天道様の使い !?
それにしても、皆さん簡単に噂話で殺されちゃ駄目ですよ ?

もう・・・!
三回目は有りませんからね、私の分を取って置かなくちゃ、なんね。
これって・・・冗談ですよ ・・・。。。

                 合掌



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