JR東日本対つくばエクスプレス。競争始まる。

今年8月24日に開業する、つくばエクスプレス。
常磐線と競合関係になることから、JR東日本がどういった対抗策を講じてくるか注目してきたが、その内容が明らかになった。

「つくばエクスプレス：JR東日本がダイヤ改正で対抗へ」

記事によると、つくばエクスプレスの開業に先立つ7月にダイヤ改正を実施する。
7月のダイヤ改正というのも時期外れだが、対抗馬の出現を理由とするダイヤ改正というのはもっと珍しい。
ダイヤ改正の内容は、朝夕ラッシュ時の通勤特急増発、上野～水戸・四ツ倉間に最新型中距離電車(E531系)を導入し、特急と同じ最高時速130キロを実現、昼間時に特別快速を新設、という三本柱から構成されており、現在ダイヤを調整中。
常磐線の他にも、2007年には山手線と同じルートを走る東京メトロ13号線が開業するため、それに備えるという意味もあるという。

関西に比べると、鉄道会社間の競争というのはあまり激しくないという印象を持っていた関東圏の鉄道。しかし、湘南新宿ライン開業後はJR東日本の打つ手がこれまでになく大胆で、既存私鉄の乗客を奪いに行ったという印象を受けている。
そのJR東日本が首都圏で初めて防衛する側に回る。
この両社の競争、蓋を開けた時にどう展開するか注目したい。

そういえば、E531系の画像を見た。
結構いいじゃないかという印象を受けた。
国鉄型の楽園といった感のある常磐線中距離電車もいよいよ変革の時を迎えることになる。