Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

旧名鉄谷汲線代替バス・廃止される。

2005-08-28 06:26:09 | 鉄道(岐阜の路面電車と周辺情報)
黒野と谷汲を結んでいた名鉄谷汲線。
2001年9月に谷汲線が廃止された後は、名阪近鉄バスが大野バスセンターと谷汲山を結ぶ「谷汲黒野線」として代替バスを走らせてきた。
しかし、電車時代に較べて代替バスの本数が大幅に減少したこと、運賃が値上げされた事から、ご多分に漏れず利用者は大幅に減少。
4月にこの代替バスを見かけた時、もはや空気を運んでいるに等しかったので、どこまで持つかと思っていた。
くしくも電車廃止から4年が経過した今年、ついに廃止が決まった。

「谷汲黒野線廃止のお知らせ」(名阪近鉄バス、8/27)

要旨は次のとおり。
・旧谷汲線ルートに沿って走っていた「谷汲黒野線」を9月末日で廃止する。
・廃止される停留所は、長瀬、赤石、更地、能開大、稲富、稲畑、トミダヤ前。

改めて路線図を見ると、代替バスが旧谷汲線に沿って走っていた事がよくわかる。
かくして、旧谷汲線を偲ばせる代替バスも消え、旧谷汲線沿線は公共交通空白地帯となった。

話は変わるが、今、岐阜の路面電車復活を目指して「エンジェル基金」が行われている。
これについて、岐阜周辺に住む知人と話していたが、「実現するかどうかもわからないモノに1万円も出せるか」と疑問を呈していた。
活動自体、広がりを見せているのだろうか。
個人的に少しひっかかる感じを受けた。
以前、同じように資産取得を目的としたトラスト活動で資金を集めていたが、その資金はどうなっているのだろうか。
「エンジェル基金」に繰り入れる形をとるのだろうか。
その点が明らかになっていないのも気にかかる。

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2 コメント

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トラスト」と「エンジェル」の関係等について (路面電車再生トラスト広報G)
2005-08-31 11:07:26
「トラスト」と「エンジェル」の関係等について、疑問の声があがっている様ですね。遅くなってしまいましたが、「路面電車再生トラストの会」ブログ

http://angel.ap.teacup.com/trust/

に回答しました。トラックバックさせていただきます。
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回答の方、拝見させていただきました。 (Simplex)
2005-08-31 21:28:16
路面電車再生トラスト広報Gさん、コメント及びトラックバックありがとうございました。

当事者の方から直接お返事いただけるとは思いもしませんでした。



トラックバック先の記事を拝見して、「トラスト」と「エンジェル」の関係は理解できました。前者のメンバーが「エンジェル」の方へ移行したと考えれば良いのですね。



また、「履行約束事項」についても詳細を拝見し、理解はできました。

しかし、この内容が果たして広く周知され、認識されているのでしょうか。個人的には疑問に思っています。

仮に「履行約束事項」が一般の人に広く認識されているのであれば、引用された発言は出てきません。

「1万円」というお金は普通の金銭感覚で言えば、ちょっとした額だと思います。

この事項を知っているか否かでお金を出すことの敷居は低くもなるし、高くもなると感じました。



最後に、「トラスト」活動の現状ですが、確かに公式HPに概要がまとめられていました。この点については当方の認識に相違がありました。お詫びします。

しかし、「現時点で公募口数に達していないため金銭の移動が発生していない、動きはない」という事実について、公式HP等で現状報告がなされていないのは如何なものかと思います。

予約してくれた方には個別に連絡が行っていると思いますが・・・。



記事を拝見して思う所を書き出してみましたが、「路面電車再生」に向けて努力されている事には敬意を表しております。



最後に、「路面電車」を再度必要とするかどうか判断するのは自分のような「電車好き」でもなければ「市民団体」でもありません。



それらの要素は行政の背中を押す触媒に過ぎず、最終的には「路面電車の再生が必要か否か」判断するのは地元に生活し、今はバスや自転車へ転移していった「電車の利用者だった人々」だと思っています。



以上でこの件については終わりにしたいと思います。何かありましたらメール等でご連絡いただければ幸いに存じます。
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