早朝の神田駅にて。

冬の青春18きっぷの必要回数を数えてみたら一回分余ることに気がついた。
これと言って行きたい所がある訳でなし、強いて挙げれば末端区間が未乗になっている岳南鉄道に行きたい程度。
しかし、年末思うように行けなかった神田の古書店街は行きたい。
・・・と、様々な要素を組み合わせていった結果、「ムーンライトながら」で上京して昼間の東海道線で戻ってくるというプランが出来上がった。

1月19日、土曜日。
定刻通り東京駅に到着した「ムーンライトながら」から山手線に乗り換え、隣の神田で下車。
ここで京浜東北線の電車を撮ろうと思う。
ご存じのとおり、209系からE233系1000番台への更新が始まっている京浜東北線。
上京時に利用している割に、写真を撮っていないという路線でもある。

やってくるのは見事なまでに209系ばかり。
あわよくばE233系1000番台を・・・というこちらの目論見は果たせずじまい。
もっとも、E233系1000番台自体はこれからどんどん増えていくので、まぁ今から顔色変えて撮ることもないのだが。

中央線ホームから京浜東北線の大宮行きを撮っていたが、その中央線で注目株はやはり去りゆく201系。

E233系が圧倒的な情勢下にありながら、一時間に一度見ることができた事自体率直に驚いた。
実際の所はどうだろうか。
もう少し気をつけて見ていると、オレンジ色の201系を見る機会は案外あるのかもしれない。

漆黒の空が青みを増してきた。
そろそろ東京駅へ引き上げようと思う。
その前に、こちらも利用している割に撮影していない山手線のE231系500番台を撮っておく。

上京時の「足」として利用している路線ほど、写真を撮っていないという事実を改めて認識させられた約一時間の滞在だった。