Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

さようなら、「あさかぜ」と「さくら」。

2005-02-28 22:35:54 | 鉄道(JR)
今日、東京発の二本のブルートレインがその終焉の時を迎える。
「あさかぜ」と「さくら」。
前者は最初のブルートレイン、後者は二本目のブルートレインとして走ってきた。



東京駅はさぞ凄いことになっているんだろうなぁ、と思って新聞やTVを見ていると案の定、人、人、人。もの凄い様相を呈していた。
記事では綺麗にまとめられているが、一部で罵声が飛び交っていたことは想像に難くない。

「「あさかぜ」さようなら、別れ惜しむファン」

最後の列車が発車するという、いわば愁嘆場なのにもう少し静かに送り出せないものかと個人的には思う。
その反面で「最後の列車」を一目見たいという気持ちもよくわかる。
自分としては「最後の列車」を巡る騒動に加わってエラい目に遭うよりは、静かに見届けたい。

結局、この二本の列車に乗車することは最後まで叶わなかった。
けれども、本来であれば廃止が云々される前に乗っておくべきであって、廃止前に慌ただしく乗るのはどうか、という気がしないでもなかったから、これで良かったと自分に言い聞かせている。

しかし、明日から東海道本線を走るブルートレインは「富士・はやぶさ」と「出雲」の二本だけになってしまう。
しかも、二本とも名古屋周辺での撮影は難しい時間帯を走ることになるため、ブルートレインとはまた縁が遠くなりそうだ。

最後に、半世紀近く走り続けてきた二本の列車に「お疲れ様」と労いの言葉を贈って締めくくりとしたい。

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