Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

「あそ1962」登場。

2006-06-27 05:43:43 | 鉄道(JR)
熊本から「SLあそBOY」が姿を消して一年近くになる。
蒸気機関車の煙は消えても観光列車の需要はあるということだろうか、JR九州から後継列車の概要が発表された。
「観光列車「あそ1962」熊本駅~宮地駅間に新登場!」(JR九州トピックス)
「観光列車「あそ1962」新登場!」(JR九州ニュースリリース、6/21)

今回登場する「あそ1962」はキハ58+28の二両編成。
お馴染みの水戸岡デザインをまとって登場する。
列車名の「1962」はキハ58の製造年にちなんでのもの。
一般の人には少々わかり難い列車名の由来だと思う。

列車のコンセプトには「昭和30年代をイメージ」とあるが、少し違和感を持つ。
昭和30年代をイメージするのであれば、国鉄急行色で登場時の固定クロスシートが並ぶというスタイルが思い浮かぶ。
要はキハ58が登場した時に復元すれば良い。
しかし、それはターゲットとする観光客から見れば単に「古臭い」印象しか与えないし、飽きられやすい。

そこは「見た目のわかりやすさ、レトロ感」を前面に押し出してみたということなのだろう。
その辺りは前任の「SLあそBOY」と共通している。
古い車両のリニューアルとしては好き嫌いがはっきり分かれてくるのだろう。
個人的には決して嫌いな方向ではないけれども。

「あそ1962」が営業を開始するのは夏休みに入る来月22日。
「SLあそBOY」時代の利用実績をそのまま引き継ぐことができるのか、そういったところにも注目してみたい。

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