Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

別れの春・岐阜の路面電車。

2005-03-15 20:40:44 | 鉄道(岐阜の路面電車と周辺情報)
あと残すところ半月を切った岐阜の路面電車。
これまで名鉄は路線を廃止する度、これでもかとお別れイベントを開催してきた。
ところが、今回は今日に至るまでイベントに関する公式リリースは発表されていない。
今回は地味に、いつも通りの姿のまま終幕を迎えるのかと思っていたら、朝日新聞にこんな記事が掲載されていた。

これを見ると、地元の人々が路面電車お別れイベントを開催するようだ。
例えば・・・。
・31日午前10時32分に美濃町線小屋名駅に到着する名鉄岐阜からの下り列車を地元の私立小金田保育園の鼓笛隊の演奏で出迎え、同園の園児と市立西部保育園と私立虹ケ丘幼稚園の園児が運転士に花束を手渡す。(関市西部地区区長協議会主催)
・31日午後1時から揖斐線美濃北方駅ホームで私立北方幼稚園の鼓笛隊の演奏や、住民有志の踊りを披露する。更に普段はシャッターを下ろしている駅舎の内部も公開する。
そして、午後2時12分に同駅で交換する上下線の電車の運転士に、住民代表が花束を贈る。(名鉄揖斐線ありがとうさようならセレモニー実行委員会主催)

そして、名鉄も15日から電車の行先板に「長年のご愛顧ありがとうございました」の文字を掲げている。31日の各駅では、最終電車が発車する際に「蛍の光」の音楽を流すという。
これを見ると、名鉄のお別れイベントというのは、これまでとは違ってかなり小規模な、地味なものになりそうだ。それはそれでいいと思う。
何も仰々しくすることだけが、「お別れ」ではない。

話は変わるが、名鉄の路面電車で行先板を通常使用しているのは570形、モ593、510形しかない。
他に徹明町~日野橋・野一色の区間運転に使用されるモ591・592にも行先板が使えるようになっているが、実際に使用しているのは見たことがない。
510形は定期運転に使用されていないし、モ593もいつ動くかは不確実。ひょっとしたら510形よりも出会える機会は少ないような気がする。
従って、確実にこの行先板を見ようと思ったら、570形を探すしかない。そうなると、570形は朝ラッシュ時にしか動かないため、早起きが条件になってくる。
ちなみに、行先板をそもそも使用しない電車については、同趣旨のステッカーを正面に貼付して運転している。

あと、お別れイベントとしては今週末、19日に市ノ坪で開催される「ひっぱれ路面電車ファイナルinぎふ」を忘れてはいけないと思う。
二週続けての岐阜入りになるけれど、市ノ坪へ行ってみるか・・・。

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