Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

旧市ノ坪駅周辺を歩く。

2006-02-20 07:44:22 | 鉄道(岐阜の路面電車と周辺情報)
先週の金曜日、ふと思うことがあって岐阜を訪れた。
先日、旧市ノ坪駅と構内に留置されていた車両の大半が解体されたと聞いて行ってみたくなったのも理由の一つだ。

田神駅で各務原線の電車を降り、少し歩く。
川を跨ぐ形で設けられていた旧市ノ坪駅への通路は廃止以降、柵で封鎖されている。
仕方がないので対岸から旧岐阜検車区を眺めることにする。

検修庫の扉は固く閉ざされていた。
その向こう側には福井鉄道へ譲渡される880形が留置されている。


もう少し拡大してみる。
岐阜方のパンタグラフが撤去され、シングルアーム1基化されている。

更に美濃方へ歩いてみる。
かつて570・600・870の3形式が留置され、虚しい活気に溢れていた構内。
これらが先日消えて以来、その「活気」すら消え失せ、ガランとしている。

ちょうど513が見える位置に留置されていたので一枚撮ってみる。
もう一両、514は留置線の一番奥に留置されていた。
513の近くには旧美濃駅への保存が決まった593が留置されている。

台車がオリジナルと異なるため、どことなく腰高な印象を受ける。

旧岐阜検車区の様子は大体わかったので、田神駅へ戻る。
福井鉄道向け880形の改装もほぼ終わり、いよいよ「車庫」としての役割が終わろうとしているのだろうか。

田神駅に戻ってきた。
かつて美濃町線の電車が発着していた低いホームは取り壊され、跡形もなくなっている。

踏切からホーム跡を見る。
ちょっと見にはホームがあったとは思えない。

切符を買い、犬山方面のホームから美濃町線ホーム跡を見る。

5月初旬に撮った画像と比較すると、ホーム先端に不自然な空地ができている事がわかる。
いずれ、ホームを延長して有効に「空間」を活用するのだろう。
果たして、その日はいつのことだろうか。

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