新岐阜百貨店に続き、またしても名鉄岐阜駅前から商業施設が姿を消す。
「来年8月末閉鎖 岐阜パルコ」(中日新聞、8/31)
記事の要旨は次のとおり。
・岐阜パルコを2006年8月31日で閉鎖する。
・閉鎖理由は売り上げ低迷と建物の老朽化。
売り上げ低迷の理由として、1989年の名古屋パルコ開店、2000年のジェイアール名古屋高島屋の開店に伴う名古屋への買い物客流出が大きく影響したことが挙げられている。このため。売上高は最盛期の30%にまで落ち込んでいた。
かくして、新岐阜百貨店の向かい側にあった岐阜パルコはあと一年で姿を消す。
前者の閉店は予想はしていたが、岐阜パルコの撤退までは予想していなかった。
それだけ、名鉄岐阜駅前の商圏としての勢いは落ちているという事を証明していることになろうか。
そして、9/1付けの中日新聞の続報を見ると、やはり市民や地元商店街からは衝撃をもって受け止められている。
新岐阜百貨店と岐阜パルコの跡地がどうなるか注目したいところだが、それ以上に岐阜市の駅前再開発事業に両者の撤退がどう影響してくるか。
少なくとも、商業施設が撤退する現状下では「商業地」としての用途利用は構想は描けても実態がついてこない可能性が高いため、見直しは必ず出てくる。
行政も危機感は持っているのだろうが、名鉄からJRへ、路面電車から自家用車へと人の動きや交通手段の変化に追随できていない印象を受ける。
そういった固い話はさておいて、新岐阜駅前に佇む路面電車を撮っていた時、必ず背景に写っていた岐阜パルコ。
見慣れた場所が消えていくのは寂しいものがある。
そして、名鉄岐阜駅前の5年後はおろか、3年先の未来の姿を予想することも難しいのか。
その将来像の不透明さに困惑してしまう。
「来年8月末閉鎖 岐阜パルコ」(中日新聞、8/31)
記事の要旨は次のとおり。
・岐阜パルコを2006年8月31日で閉鎖する。
・閉鎖理由は売り上げ低迷と建物の老朽化。
売り上げ低迷の理由として、1989年の名古屋パルコ開店、2000年のジェイアール名古屋高島屋の開店に伴う名古屋への買い物客流出が大きく影響したことが挙げられている。このため。売上高は最盛期の30%にまで落ち込んでいた。
かくして、新岐阜百貨店の向かい側にあった岐阜パルコはあと一年で姿を消す。
前者の閉店は予想はしていたが、岐阜パルコの撤退までは予想していなかった。
それだけ、名鉄岐阜駅前の商圏としての勢いは落ちているという事を証明していることになろうか。
そして、9/1付けの中日新聞の続報を見ると、やはり市民や地元商店街からは衝撃をもって受け止められている。
新岐阜百貨店と岐阜パルコの跡地がどうなるか注目したいところだが、それ以上に岐阜市の駅前再開発事業に両者の撤退がどう影響してくるか。
少なくとも、商業施設が撤退する現状下では「商業地」としての用途利用は構想は描けても実態がついてこない可能性が高いため、見直しは必ず出てくる。
行政も危機感は持っているのだろうが、名鉄からJRへ、路面電車から自家用車へと人の動きや交通手段の変化に追随できていない印象を受ける。
そういった固い話はさておいて、新岐阜駅前に佇む路面電車を撮っていた時、必ず背景に写っていた岐阜パルコ。
見慣れた場所が消えていくのは寂しいものがある。
そして、名鉄岐阜駅前の5年後はおろか、3年先の未来の姿を予想することも難しいのか。
その将来像の不透明さに困惑してしまう。
路面電車廃止後、5月に岐阜へ行ったのが最後になりますが、買いたいものは確かにありませんでした。
そう考えると、「岐阜」としての独自性は打ち出せていないように思います。
>岐阜高島屋が大幅リニューアル工事をして、一人気を吐いていることぐらいが明るい話題でしょうか。
「一人気を吐いている」とのことですが、衰退を続ける柳ヶ瀬商店街の中にあっては限度もあるかと思います。今ではジェイアール名古屋タカシマヤもあることですし、岐阜駅前からだと時間もかかりません。
その点を考えると、二重投資という考え方も成立する訳で、高島屋の判断如何では存続論に暗雲たれこめる可能性も否定できないと思います。
高島屋が岐阜における百貨店経営を断念した時が、商業地以外の土地利用への転機になるかもしれません。
これは、自分の主観的な判断ですが。
それと路面電車再生運動の件ですが、
>エンジェル基金の動きもあるのですが、前提として街の活性化が必要かと思います。
全く同感です。
単に路面電車を復活させただけでは街の活性化はありえないと思っていますし、どう活性化するか、どうまち作りをしていくか、その点が行政の議論から欠落しているのが気になっています。
また、現状の人の流れと路面電車の路線配置に乖離が生じていたと思えることから、路面電車の路線が現状に即して果たして適正と言えるかどうか、その検証が必要だろうと考えています。
(○)岐阜パルコ閉店という事件が、
よく打ち間違えます。
すいませんでした。
こちらからも、トラックバックさせていただきました。
さて、7月頃と9月1日に岐阜駅前と柳ヶ瀬地区を一通り見ていましたが、本以外、正直買いたいものが、ここにはありませんでした。
柳ヶ瀬は、ちょっと裏道に行ったらシャッターが閉まった店が多く、徹明町のメルサも客が少なく(ダイソーもあまり人がいなかった)、6階の自由書房はついに閉店してしまいました。
岐阜高島屋が大幅リニューアル工事をして、一人気を吐いていることぐらいが明るい話題でしょうか。
先ほどの東海テレビに、パルコが撤退しても、もっといい店がやってくる、と言った人や、岐阜のローカル掲示板を見ても楽観的なことを言う人がいます。
愛郷心からでしょうが、岐阜市街地が衰退しているという現実を認識すべきでしょう。
岐阜パスコ閉店という事件が、岐阜の人たちの意識改革を促し、名古屋から近いことを逆に利用し、名古屋から人を呼び寄せるような街になって欲しいものです。
エンジェル基金の動きもあるのですが、前提として街の活性化が必要かと思います。