岐阜の路面電車は、もうあきらめなければならないようだ。
「名鉄3線存続断念
岐阜市長意向 廃線が濃厚に」
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20040722/mng_____sya_____012.shtml
ほんの1週間ほど前に雲行きが怪しくなってきた、と思ったらこの報道。
結局、「上下分離公設民営方式」というのは岐阜市の存続派に向けたアドバルーンに過ぎなかったのか。
それと報道を見る限り、存廃議論に時間がかけられなかったという点はあるものの、総合的に公共交通機関のあり方を含めた交通体系をどうするか、空洞化が進む市街地をどう再生するかという議論がすっぽりと抜け落ちていた事は指摘しておかなければならないと思う。もっとも、これらの問題は数年前から議論されていてしかるべき話ではある。
また、岐阜市議会の議事録を見ていると、結局名鉄の経営問題に端を発した一鉄道事業者の運営問題に矮小化していたのかと思える節もある。そのあたりも機会があれば書いてみたい。
かくして、日本で一番過酷な環境を走っている路面電車の命運は決した。行政の協力が得られない路面電車など、いくら新車を入れようが存続できない、という教訓を残して。
「名鉄3線存続断念
岐阜市長意向 廃線が濃厚に」
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20040722/mng_____sya_____012.shtml
ほんの1週間ほど前に雲行きが怪しくなってきた、と思ったらこの報道。
結局、「上下分離公設民営方式」というのは岐阜市の存続派に向けたアドバルーンに過ぎなかったのか。
それと報道を見る限り、存廃議論に時間がかけられなかったという点はあるものの、総合的に公共交通機関のあり方を含めた交通体系をどうするか、空洞化が進む市街地をどう再生するかという議論がすっぽりと抜け落ちていた事は指摘しておかなければならないと思う。もっとも、これらの問題は数年前から議論されていてしかるべき話ではある。
また、岐阜市議会の議事録を見ていると、結局名鉄の経営問題に端を発した一鉄道事業者の運営問題に矮小化していたのかと思える節もある。そのあたりも機会があれば書いてみたい。
かくして、日本で一番過酷な環境を走っている路面電車の命運は決した。行政の協力が得られない路面電車など、いくら新車を入れようが存続できない、という教訓を残して。