森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

ヘロヘロとバキバキ No.2

2007年11月19日 19時41分06秒 | 過去ログ
土曜日、小倉から福岡空港に向かい、空路、松山に。
35分間のフライトだった。
久しぶりのJALだった。

谷口先生、塩見先生に空港まで迎えにきていただき、
時間が早かったので、昼食&caféに。
「もにこど2」にcafé しにいったが、いっぱいだった。

昼食は気をつかっていただき、イタリアンレストランだったが、
特に僕はイタリアンが好きというわけでもない。
というと、失礼かもしれない(そういう意味で言っているのではないので・・ご安心を)

とにかく、イメージがついているのだろう。
人間のイメージはいろんな記憶から概念化され、修飾される。
また、そのイメージに従い、自らの感情(好き嫌い)も付与される。
好きでもないのに、好きになったりするのである。
そうでないのに、そう振舞うのも、それだ。
それが、彩、個性をまた作る。
自意識とは面白いものだ。
という関係上、イタリアンは好きな方だ。

フレンチが好きともいうし、和食が好きともいう。
一番は中華かもしれないともいう。
いずれにしても、世界を席巻しているのは中華だ。
どこの国でも、どのような人が調理しても、OKなのは。
アジア人の優しさ(庶民さ)がある。

ワインをいただきたかったが、
2年ほど前昼間に大いに飲んで講演した経験があるので、
今回は遠慮した。

伊予市の厚生年金・・・の保養センターみたいな会場で土曜日は3時間半の講演。
脳の進化、連合野の発達、異種感覚統合、運動の脳内シミュレーション、道具と身体、ミラーニューロンシステム、等などについて、解説した。

身体運動の科学は進歩している。

皆さんとの懇親は午前2時ぐらいまで続く。
久しぶりに四国学会の話をした。
四国学会、遠い昔の感じがした。
近畿にきて4年、あまりにもめまぐるしく働いた。
先取り記憶に洗脳されている自分の脳には昔のエピソード記憶が再生されたときには、懐かしさを感じる。

身体も高知にいたときのスリムな感じの面影はないが、
脳のなかの記憶も徐々に顕在化できなくなっている。

翌日、9時前に起き、9時から講演13時まで。
2日間で7時間ちょっとの講演時間は、私の腰を蝕んだ。
完全再発し、苦しみから逃れる意識が発生し、
それが注意機構に影響し、少し講演、演習がぶれた。
人間の注意とは面白い。

痛いや重いという感じは、身体内感の神経メカニズムを考える上で、
大変参考になる。

12月2日は痛みの意識と身体図式について講演する。

痛い痛いと言いながら、松山空港に。
先生方に送迎していただき、
ヘロヘロ&バキバキになりながら、自宅まで帰りついた。
ブーバ、キキじゃないが、どっちがヘロヘロで、どっちがバキバキか?
その二つが統合された身体とは何か???

あっという間に朝になり、今日は2コマの講義と、1コマのゼミ。
そして、卒論指導に、島津製作所のメンテの確認をする。

もはや、自転車操業を通り越している。
「人間発達学」では、非言語的コミュニケーションのための低位神経システムと高位神経システム、そして、高機能自閉症、アスペルガー症候群の神経科学的病変仮説についてのべた。

「神経系理学療法学」では失調症の一般的な理学療法を説明した後、
それを最新の脳科学で批判的吟味を加えた。

ゼミでは視聴覚の統合と情動メカニズム、
失行症の状況認知システムについて論文が取り上げられた。

さて、明日締め切りの原稿「痛みの認知機構」に取りかかる。


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1 コメント

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Unknown (la lumière en décembre)
2007-12-03 00:56:43
Je vous remercie de votre conférence.

Je vous souhaite bonne santé.
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