森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

身体化された

2006年09月26日 06時32分42秒 | 過去ログ
一昨日は冬木学園60周年記念シンポジウムで養老先生と対談を行う。
養老先生の講演はリベットの意識と脳の問題、ルリヤの偉大なる記憶力者の物語などから始まって、少し聴衆者には高尚な話になると思ったが、即座に軌道修正を行い、日ごろ慣れ親しんでいる「同じ」「違い」の観点から話が進んだ。

この観点については、このブログでも過去に同じ視点で述べている。
それを読んでもらいたい。

いずれにしても、同じという意識に安心が得られるのは確かだ。
現代人のひずみはそこに出ており、同じでない意識に遭遇したときに「逆ギレ」が出現する。

これは、三つ子の魂百までといわれるが、まさにそうだと思う。
両親の役割が大きい。

その次は学童期かな、社会を知る第一歩なので。

幼児の「泣く」という行為は、乳児の「泣く」という行為と同じでない。
幼児には「意図的な関係」を構築しようとしている。
そのとき、徹底的に意識の違いをみせることで、怒ることが必要だ。

バリヤフリーの僕の意見には誤解がないように。
車椅子の物理的な問題にはもちろん推奨する。
そうでなければ過保護であり、車のカーナビと同じである。

「安全基地」「不安」の捉え方に養老先生と若干のズレを感じたが、議論が長くなりそうなので、やめる。
聴衆者のメインは養老先生なので。

いろいろ書き進めたいが、もう出張に出ないといけない。

先週の疲労が今頃来た。

身体化されてしまった。


YORO-MANIAX

http://members.jcom.home.ne.jp/dannyboy/yoro/


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1 コメント

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Unknown (タフガイ候補)
2006-09-26 23:19:05
おっしゃるとおりです。私もセラピストをさせていただいていますが、学会誌やジャーナルなどを読むと暗い気持ちになってしまいます。毎日の繰り返しのように安易に治療するから発表も内容のないものになるんだろうと思うんです。もっと真剣に仕事すべきだと思います。自省も込めていますが…。
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