森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

楽しい神経回路

2007年06月07日 00時51分35秒 | 過去ログ

昨日の夜も知らず知らず、胃の中にアルコールがたまるたまる。

帰りは迷わないように、と歩いた。一昨日は夜中の二時にもっとも治安の悪い、ヘイスティング通りやパウエル通り延々とホテルとは逆行しながら歩いた。落書き、男、男、なぜか知らないが、小さいドアに人が入る入る。いろんなおっさん、おにいさんに声をかけられたが、いい経験になった。薬のにおいがした。

あのネオンは忘れない。バンクーバーで唯一ワクワク感があった。そんな危険歩きはしないように! 地図も持たずにあるいただけなので。

バンクーバー・ロブソン通りの雑踏のなか、イタリアンを発見。昨日は中華だったので、今日は別のものをと・・ カナダやアメリカ、イギリスは食事に文化は存在せず。土地のものというのが、食生活を作っている。ここは港なので、シーフード。

CIN CINというおしゃれな店。中に入るとカウンターバーでいっぱいやりながら待つというスタイル。いわゆる欧州モードな店で、いろんなアワードに輝いているらしい。

札幌医大グループを発見。1時間ほど待ったが、料理はそのかいがあった。それよりも店員のサービス(表情) に目がいく。人間とはそういうものだ。

英語だが、イタリアンなのでイタリア語やワインにはフランス語、別にそれらの言葉がいとも簡単に話せるわけでないが、なぜか流暢になる。そう同僚に指摘された。メニューを英語よりも読める自分が、そこにあった。

 

いずれにしても、人間の究極はコミュニケーション。

この進化の系譜が面白い。失語とは何だろう?

 

そのコミュニケーションをいとも簡単に越境できる、若者(教え子)に出会いたいものだ。

コミュニケーションは究極に楽しい神経回路を作り出す。

側坐核-扁桃体から前頭葉に上行する、この神経回路が作られるためには、ある程度の苦労が必要だ。

時には追い込みがないと、楽しさは生まれない。

友を選ぶときは階段を一段上がること。

なぜ、いまだにバンド活動をしているかは、その導入部分、つまり、自分より優れたメンバーがいたことだろう。それについていくのに必死だった。それ以外のバンドもかけもちをしていたが、それはそれは、自分に甘えていた。少なからずとも環境と相互作用するためには、システムとしての階層は存在する。

 

その階段を上がり続けることが自己成長につながる。

仲良しクラブで停滞してしまうとよくない。

今、一緒に来ている教え子の津野にもそれを期待したいものだ。

もちろん、院生にも。

 

さて、残すところ会期は1日。

 


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