森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

ストーンズのライブを終えて”

2014年02月27日 22時05分28秒 | 音楽
東京ドームのストーンズのライブ。僕の横で白髪の70代のおばあちゃん、背中がものすごく曲がりながらも、Start me upの時、「Start me up」って、前の座席を掴みながら、ジャンプし、シャウトする姿、いや=素晴らしい。健康って何でしょうね。アライメントとか麻痺とか痛みとか、そんなんどうでもいいですよ~関係ないですよ。笑。これが人間ですよ!これが人間の脳の力ですよ。意識なんですよ!!

さて、、、
日本でのリクエストはBitchになりました!superflyの影響なんでしょうか。。BitchからHonky tonk womenへのリレーは前半の山場でした。。

いや~~中学1年からロックのライブに行き続けた自分。そして高校生からバンドを組み、今までずっとバンドで演奏、そして歌い続けてきました。その中で一番コピーしたのがストーンズのJumpin Jack Flashです。だから、Brown SugerからJumpinへのリレーでついに。。泣いてしまいました。ライブで泣いたのは初めてです。ここにこの4人が揃ってるなんて~と思い。。。

僕は80年代のロックシーンが青春です。だから邦楽ではそこが壺ですが、洋楽では一世代上のものにあこがれました。デビッドボウイとミックジャガーのDancing In The StreetをベストヒットUSAで見て、グラムロック、そして60年代ロックに徐々にいかれてしまうわけです。まてよ。。そう考えれば、The Kinksってやっぱりすごいよね。。。あ、話を戻そう。

The Rolling Stonesは最初ハイドパークのステージ(今から40数年前)を見て、ミックのボーカリストとしての才能あふれる姿に感動したわけです。これはうまさでなく、表現なんだと。数ある歌の上手いボーカルはいます。数あるギターテクニックをもつギタリストはいます。しかし、ミックとキースはそんなテクニックはないけど、ミックの野太い声に、あのステージ狭しと動き、人を惹きつける能力、そして、キースがただ右肩をあげるだけなんだけど、コードをじゃ~~んってならすだけでしびれる姿。これは、どのバンドにもない。。そう、きっちりやっていない。完成形ではないんですよ。だから生きてる。上手いじゃなく、すごいという形容詞!!

70才になった今も東京ドームを走り、そしてスキップをふみながら、ダンスし、そして歌うこの能力。これに対して、横尾忠則さんはtwitterで次のように表現!!「ローリング・ストーンズの凄さは言葉ではいえない。不老長寿の妙薬を飲んでいるのでは? 70才の男の肉体の美が発散するエナジーは感じるしかない。ミックを見ているとわれわれは別の価値観にまどわされているのでは? と思わされる。」
そう、ひじいちゃんになるミックはいまだ東京ドームを全力疾走できます。そして、声が通る、通る。これはyoutubeなんかで見ても全然わからない。ライブ会場と映像がここまで違うバンドもないと思う。そう思えば、これこそライブバンド。現場に生きている姿だと思いました。このメロディーでないリズムバンドは再現不可能なのです。

http://www.youtube.com/watch?v=8vTdTJ26OKg

今なお、セクシー、今なお、男、今なお、少年。ロニーは未だタバコをふかしながら演奏し、ギターを機関銃のように向ける姿。これにアベフトシもあこがれたんだよな。。なんて、思ったり。チャーリーのけなげで可愛い姿。たぶんね、権威とか、権力とか、かざしてないんだよ。だから、その下の世代のハードロックの面々にもずっと慕われているんだと思う。空港についた彼らの姿をみたらそう思う。たぶん、ストーンズはファミリーなんだと思う。スタッフもみんな。俺もレベルは全然違うけど、こういきたいよね。

https://www.youtube.com/watch?v=UWDW31xbvw4#t=47

そして、そして、今回はミックテイラーが参戦し、最後5人で壇上に立って挨拶。このシーンもストーンズの歴史を思うと、とっても感慨深かった。

いずれにしても、ロックに生きてきた自分としては、「もう死んでもいい」「思い残すことはない」と、思うぐらいの一夜でした。

ベーシストなんで、ハイドパークのでMiss youを!長くなりました。。。笑

http://www.youtube.com/watch?v=YI-OzM0dy30#t=423

追伸:すぐ近くで、鮎川誠さんとシーナ、そして憂歌団の木村さんがダンシングしている姿。これまた「生きててよかった~」と思った次第でした。ストーンズのルーツはブルースなんです。

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