レアル・マドリード所属でアルゼンチン代表のゴンサロ・イグアイン(23)が10月7日(金)に行われた2014FIFAワールドカップ予選第1節のチリ戦でハットトリックの大活躍でチームを勝利に導きました。
イグアインは、先日のリーガの試合でも3得点しているため、これで2試合連続ハットトリックを達成しました。
まだ23歳と若いイグアインは、2006年冬にマドリーに加入後その実力を存分に発揮して瞬く間にチームに欠かせない存在となりました。イグアインは、ラウルやファン・ニステルローイらと共に得点を量産してマドリーのリーガ2連覇にも大きく貢献しました。
2009年に新銀河系軍団という大変革時代を迎えたときも、その実力でベンゼマからレギュラーを奪還し、C・ロナウドが負傷で離脱したときもチームを引っ張り勝ち点3に繋がる得点を決めるなど活躍。
モウリーニョ監督の就任後も最初こそ不調だつたものの、その後調子を戻してレギュラーに定着していました。しかし、秋頃に腰痛による長期離脱を余儀なくされて以降は調子が振わずにベンチ要員となっていました。今季は途中出場が多くなりましたが、コンスタントに得点をしてチームに貢献しています。
代表では、生まれがフランスで育ちがアルゼンチンという経歴だった為、どちらかの国を選択する必要を迫られ、最終的にアルゼンチン代表としてプレーすることを選択(フランス代表に招集要請されたことがありましたが、断りました)。
しかし、マドリーでどんなに活躍しても何故かアルゼンチン代表には招集されずに無視され続ける時期を過ごしました。そんな状況で迎えた2009年9月、アルゼンチン代表が予選落ちで危機に陥っている時に遂にイグアインが代表初招集されました(このときの代表監督マラドーナは、ベロンやアイマール、パレルモなど今まで無視(この3人は年齢的な問題ですが)していた選手を次々と招集していた)。
そして、代表初出場となったペルー戦でいきなり得点を記録など活躍して迷走していたアルゼンチン代表をW杯出場に導きました。
本大会でもハットトリックを達成するなど、十分に実力を発揮。その後も代表レギュラーとして定着して、2011年の南米選手権でもゴールを決めるなどしました。
そして始まった2014FIFAワールドカップ・ブラジル大会予選で、早くも3得点1アシストを記録する活躍をしています。
今やマドリーではカシージャス、セルヒオ・ラモス、マルセロに次ぐ古参選手となっているイグアイン。完全復活を果たして再び好調期に入ったようなので今後が楽しみですね!
ゴンサロ・イグアイン(アルゼンチン代表、レアル・マドリード)
「正しい形でスタートすることができたのは素晴らしいこと。僕らは喜んでいるし、ファンも同じように楽しんでくれているといいね。望んでいることを達成するには、この道を続けなければいけない」
アルゼンチン4-1チリ
前半7分、イグアイン(アルゼンチン)
前半29分、メッシ(アルゼンチン)
後半7分、イグアイン(アルゼンチン)
後半14分、マティアス・フェルナンデス(チリ)
後半18分、イグアイン(アルゼンチン)
14年W杯南米予選順位【第1節終了時】
1位 アルゼンチン(勝点3)【得失点差3】
2位 ウルグアイ(3)【2/得点4】
3位 エクアドル(3)【2/得点2】
3位 ペルー(3)【2/得点2】
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