スペインリーグ、リーガ・エスパニョーラ第20節が27日行われ、2連勝中のレアル・マドリードはアウェイでビジャレアルと対戦。他のチームの結果いかんで03-04シーズン以来の首位の座に付けます。
スターティングメンバー
ビジャレアル GK 1 ビエラ DF 4 ホセ・エンリケ DF 12 シガン DF 20 フエンテス DF 24 ホセミ MF 6 ホシコ MF 10 カニ MF 19 マルコ・セナ MF 21 フェルナンデス FW 5 フォルラン FW 27 マルコス |
選手 | レアル・マドリード GK 1 カシージャス DF 4 ラモス DF 5 カンナヴァーロ DF 21 エルゲラ DF 38 ミゲル・トレス MF 6 ディアッラ MF 16 ガゴ MF 19 レジェス MF 20 イグアイン FW 10 ロビーニョ FW 17 ファン・ニステルローイ |
前半戦
レアルはいつも通り出だしで相手にチャンスを与えてしまいます。
前半4分、カニのシュートがレアルゴールを襲いましたが守護神カシージャスがキャッチ。レアルはカシージャスがいなかったら大量失点の危機に陥るかもしれません…。
1分後の前半5分にもフリーキックのチャンスを得たビジャレアルは終始レアルを圧倒。試合の流れを完全に引き寄せます。
一方、レアルも前半15分に得点のチャンスを得ます。ファン・ニステルローイのパスを受けたロビーニョが相手GKと1対1の場面を作りますがシュートは外れ、先制のチャンスを逃しました。
その15分後の前半30分、レアルは失点の危機を迎えます。カニが放ったシュートのリバウンドをマティアス・フェルナンデスが狙いましたが、レアルの無人のゴールにボールが入ることはありませんでした。
その後、レアルはイグアインとロビーニョの南米コンビでゴールを狙いますがゴールは奪えません。前半42分に放ったイグアインのシュートも相手GKの好セーブに遭いゴールならず…前半戦はレアルが押される展開で終了。
後半戦
いまいち攻撃が噛み合わないレアルはビジャレアルに翻弄され、なかなかチャンスを作り出せません。
後半12分、セルヒオ・ラモスがゴール前に切れ込みましたが最後の場面でミスを犯してしまいゴールならず。後半18分にビジャレアルの反撃に遭いますが、ホシコのヘッドはゴール外へ飛び難を逃れますが、レアルには嫌な空気が流れ始めました。
後半22分、ビジャレアルの攻撃を耐え忍んでいたレアル守備軍が遂に崩れます。
スペイン代表マルコ・セナのパスをマルコスが受け、レアルエリア内に切れ込み、レアルの守護神カシージャスを交わし、シュートをゴールに収め1-0。ビジャレアルが先制点を奪います。
その後、後半24分、30分、31分に続け様に攻撃を受けたレアルは、反撃出来ず。後半34分にはガゴが負傷してピッチを離れるという最悪の状況に陥ります。
そして、後半35分。ガゴはニエトと交代。ニエトは思わぬ形で1部デビューを飾りました。
後半37分、レアルは同点のチャンスを得ますが、ロビーニョのフリーキックはビジャレアルゴールを犯すことは出来ません。後半47分、勝ち点3を獲得したいビジャレアルは卑怯な手に打って出ます。スペイン代表マルコ・セナがフリーキックを蹴らずに時間稼ぎを行い警告を受け、その直後に終了のホイッスル。レアルは大事なところで敗北を喫してしましいました。
総括
ラウルを怪我で失い、ロナウド、カッサーノをカペッロとの角質によって欠いているため、頼みの綱であるレジェス。そのレジェスが不調に陥ったことが今回の敗北の一つの要因といえるでしょう。
期待のイグアレンも影を潜め、ファン・ニステルローイも思うようにプレー出来ず。ロビーニョも本来の力を発揮しきれていませんでした。
問題は守備ではなく攻撃。中盤の連携が完成すればレアルはかつてのようなプレーを見せてくれるかもしれません。
イグアインとロビーニョの連携ももっと高めて行けばレアルはいい攻撃ができると思います。
後は、勝利への意欲があれば自ずと結果は出てくるでしょう。今回の試合の最大の敗因は、勝利しようとする意欲が足りなかったことだと思います。
今後、勝利への意欲が旺盛なレアル・マドリードが見れることを期待しましょう。
試合外ではロナウドの移籍問題を解決するのみ、移籍先もACミランでほぼ確定しているようです。レアルはその移籍金で隣国のクリスチャーノ・ロナウドを狙っているという噂も出ていますが果たして…?
ビジャレアル1-0レアル・マドリード
後半22分、マルコス(ビジャレアル)
クラブ史上初、レアル・マドリードを破ったビジャレアル