UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦のオリンピック・リヨンvsレアル・マドリードの試合が、2月16日(火)にスタッド・ドゥ・ジェルランで行われました。
スターティングメンバー
GK:カシージャス
DF:アルベロア、セルヒオ・ラモス、アルビオル、マルセロ
MF:ディアラ、シャビ・アロンソ、グラネロ、カカ
FW:イグアイン、クリスティアーノ・ロナウド
交代
後半0分、マルセロ→ガライ
後半19分、イグアイン→ベンゼマ
前半戦
開始からカカを中心としたサイド攻撃を展開したレアルでしたが、決定的な場面には持っていけず。
一方のリヨンは、カウンターの戦略を取り、ゴブを中心に虎視眈々とチャンスを窺っていました。
前半22分、カカが左からペナルティエリア内に侵入!
左足でシュートを放ったものの、リヨンDFがクリア。セカンドボールをグラネロが狙うも、これも失敗。
試合が進むにつれ、リヨンペースとなったこの試合。レアルは左SBのマルセロが完全に穴となり、攻め崩され始めました。
前半40分、リヨンのデルガドがポスト直撃をシュートを放つと、試合は一気にリヨンペースとなり。レアルは防戦一方。
この時、守備に奮闘したシャビ・アロンソが警告を受けて累積で次戦出場停止になりました。
後半戦
開始2分、25m地点からリヨンのマクンがシュート。これが弾道が大きく変化するミラクルシュートとなり、リヨンが先制。
リードされたレアルは、カカやC・ロナウド、イグアインを中心に中央突破を目指すも、リヨン守備陣にはじき返され失敗。
焦るレアルは、その後も効果的な攻撃ができずに時間だけが過ぎていきます。
一方のリヨンは後半13分、カシージャスのミスキックを見逃さなかったリサンドロ・ロペスがシュートを放ったものの失敗。
その後、一進一退の攻防が続くも、後半40分付近からスタミナ切れのリヨンにレアルが猛攻を掛ける展開へ。
しかし、時間切れで試合終了。レアルが痛すぎる敗戦を喫しました。
総括
この大一番で、ラスではなくディアラを起用するという采配をしたペリェグリーニ監督(シャビとラスが既に両方とも警告があったかららしいけど、それなら冬の移籍で時間切れ残留したガゴ起用でもよかったんじゃ…?最近の試合ではガゴの方が良いプレイしていたし)。
そして、せっかくガライが復帰したのに、守備に難があるマルセロをSB起用したのはちょっと謎、セルヒオ・ラモスをサイド起用すべきでは?
マルセロのせいでシャビ・アロンソがフォローに回ることが多くなっていた(ペリェグリーニは、ディアラにもっとフォローして欲しかったらしい。しなかったけど)。
これでレアルはベスト16のジンクス更新の危機に立たされました。
次戦は約1ヶ月後となりますが、なんとか立て直して、サンティアゴ・ヘルナベウでの逆転劇を期待しましょう。
リヨン1-0レアル・マドリード
後半2分、マクン(リヨン)
日程
リーガ・エスパニョーラ 第23節 2月21日(土)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsヴィジャレアル
UEFAチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦第2戦 3月10日(水)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsオリンピック・リヨン