日本代表は10月15日に2010FIFAワールドカップ第2戦、ウズベキスタン戦に臨みました。
ホーム開幕戦となったこの試合、勝ち点3が義務付けられる試合でしたが、ウズベクのサイドからの崩しに日本守備陣は対応できず、前半28分に最も警戒していたはずのシャツキフに決められて0-1。
序盤から動きの遅かった日本、闘莉王が攻め上がるなどして押し上げを図りましたが、その闘莉王が中途半端なクリアをしてしまい、ウズベクに先制点を与えてしまいました。
先制された日本は中村俊を中心に攻め、前半39分に中村俊のクロスから大久保と繋ぎ、玉田が滑り込みシュートを決めて1-1。
同点のまま拮抗状態になった日本は、後半に入り岡崎慎司を投入。
しかしペナルティー付近までには行くものの最後の詰めが甘くゴールには至らず、要の中村俊もミスが多くなりそのまま試合終了。日本はまさかの勝ち点1に終わり今後の戦いに大きな不安を残す結果となりました。
同日に行われた同グループのもう一試合、カタールvsオーストラリアはオーストラリアが圧勝、日本はグループ一番のライバルに水をあけられました。
次戦はアウェイでカタールと対戦、ここで負けるようなことがあればワールドカップ出場に黄色信号が灯ります。そうなれば近国、中国のように大きな衰退を余儀なくされる恐れがあります。
リーガ・エスパニョーラ第7節、レアル・マドリードはアウェイのビセンテ・カルデロン・スタジアムでアトレティコ・マドリードとの“マドリード・ダービー”に臨みました。
レアルは前回エスパニョールとの対戦で2-2のドローを喫してしまい5位と伯仲する首位争いに一歩遅れをとっている状況、このダービーは絶対に負けられません。
前半戦
絶対に勝ちたいレアルは開始早々から攻め上がり、マルセロのパスからファン・ニステルローイがゴールを決めて0-1とリード、開始から僅か37秒後の先制ゴールでレアルが景気を付けます。
先制されたアトレティコはアルゼンチン代表アグエロを中心とした攻撃で反撃、これはカシージャスが凌ぎます。
前半30分、スナイデルがペレアに悪質なファウルを受けてペレアが退場。1人多いレアルが有利となったのも束の間、9分後にファン・ニステルローイがマニシェへのファウルで退場。
10対10となり前半終了。
後半戦
先に動いたのはアトレティコ、ペルニアに代えてシモンを投入、この選手が交代が功を奏します。
ファン・ニステルローイを失ったレアルはイグアイン、デ・ラ・レッドの若い2人を中心にアトレティコゴールを狙いますが、中々得点できず。
一方のアトレティコはシモンと前半は動かなかったフォルランが積極的に動き出します。
試合はレアル勝利で終わるかと思われた後半45分に動きます。
幾度となくレアルゴールを驚かしていたシモンがゴール正面からのフリーキックを決めて1-1。敗戦ムードだったカルデロン・スタジアムが一気に沸き、得点者のシモンは勝ち点1を確信したのかユニフォームを脱いで喜び、警告。
同点だと首位争いから脱落するレアルはロスタイムに全てを懸けます。
後半46分、マルセロがシュートを放つもレオ・フランコがセーブ。後半47分、逆にフォルランに切り込まれ逆転の危機を迎えるもゴールは枠外、その後ファン・デル・サールとマルセロがカウンター攻撃を仕掛けるも失敗。
後半50分、ドレンテが得意のドリブルで持ち込んだところをヘイティンガに倒されPK!!
このPKを20歳の若武者、イグアインが冷静に決めて1-2!!レアルが劇的な勝ち越し勝利!!
これでレアルは暫定2位に浮上!!
日程
UEFAチャンピオンズリーグ グループリーグ第3戦 10月21日(火)オリンピック・スタジアム(トリノ)
ユヴェントスvsレアル・マドリード
リーガ・エスパニョーラ 第8節 10月26日(日)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsアスレティック・ビルバオ