８月１８日（土）メタボ症候群と天保の大飢饉

　成人病の検査が区から来て、受けた結果が、メタボ症候群なんだよな。糖尿病、中性脂肪に注意とある。そんでさ、また医者に行って「糖尿病ってなんだ？」と聞いたわけだ。すい臓が悪いわけで、琴桜がこれで足を切断したんだけど、ひどくなるとそうなるわけで、んで体質改善。頭切断したら人は死ぬが、足なら死なないということだ。
　若い医者が言うには、日本人は太る体質がある。メタボは４０％まで遺伝的な要素が強くて、その理由は、普通の太らない因子の人は、「天保の大飢饉で皆死んでしまった」というんだよ。え？私文科系ですよ。その飢饉は知っていますが、皆死んだのか？本当に？
　極端に言えば、天保年間１８３０年代ですよ。明治維新の直前であり、その頃日本に４０００万人の人口がいたとして、天保年間に１０００万人が死んで、３０００万人になったというのは、おい本当なのかよ？　医学部ではそんなこと教えているらしい。だったら、南京大虐殺は３０万人死んだだけだから、こっちが罪が軽いとは、関係のない話だ。
　北朝鮮がいまどき水害で都市も農地も洪水で大被害だというのだが、それは天保の飢饉と時代は一緒だ。アメリカは奴隷制こそ解放していないが、すでに独立したあとだよ。そんな最近でも、洪水飢饉は平気であったらしいし、北朝鮮に至ってはいまでもあるという、これはお笑いで、３０年前には夢の国家だと宣伝していたのは、大うそなのはすでにばれているのだが。
　さてどうやって、１０年も変わらない体重を、１０キロも減量するんだ。天保で死んだ人は、蚊トンボみたいに太らない人たちだったらしいけど。でも天保は、死んだ人を食ったり、人肉食いだよ、倒れた馬をくったり、追いはぎ、かっぱらい、大塩平八郎の乱もそうらしいが、百姓一揆はアラブのテロ以上だったろうし、怖い世の中だったわけだね。生まれた子供も食ったのかもしれないね。避妊がないから、餓死する時代でも女は妊娠してしまったのだ。
　まあつい最近までこんな混乱していた時代だったというのは、何だか安心するんだよ。人間ってのは追い込まれると何でもするからね。
　我が家は天保飢饉を見習って、一日二食の時代に入ります。