sptakaのブツブツDiary

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4月3日(火)地震火事は日本の花

2007-04-03 12:44:59 | ブツブツ日記

 火事と喧嘩は江戸の華といわれたのは江戸時代のこと。火事は花だった。ならば震災も日本の花じゃないかと思うわけだ。能登は地震で被災したのだが、このときばかりと粗大ゴミを無料で持っていってくれるボランティアが全国から集まってきた。ゴミと出されたテレビなど、40年前の代物である。あんなテレビ今でも見ていたんだと思うのだが。
 日本は災害に頼って、町を復興させてきた。山形の酒田という町は、35年位前に町中が焼ける大火があったのだが、その後見る間に当時は原宿のような綺麗な町になっていた。あれは今頃シャッター通りになっているとしたら、田舎は間抜けだといっておく。
 戦後の日本もそうだ。火事か戦災がないと、町は綺麗にならない。だから木造家屋歴史は、敵を攻め落とすのは焼き討ちであって、焼かれたら新しい町が作りやすい。日本の歴史の根っこにはそれがある。
 ならば、戦災被災というのは、街のリフレッシュであって、世界の地震国に住んでいて、地震の悪口いうな。あれはあり難い恵である。そして法隆寺その他は、釘を使わずに、ほぞとかすがいだけで、地震に耐え得る木造建築を完成させたんじゃなかったけか。
 明治の軍部体制も、けっきょく敗戦によって、民主国家にさせられたというのが、歴史の実情である。駅前がシャッター街のスラムになっていると文句をいっても、それを合理的に解決できる術を我々は持たない。だからヤクザが地上げをしたいときには、火をつけたり、トラックで突っ込んで建物壊して地上げをする。六本木ヒルズにしても、そうしてどうにかやっと地上げができた。東京ですらその始末なのだから、田舎で合法的に駅前再開発などは無理なことだ。ミッドタウンも、防衛庁跡地という利権の中で出来上がった町に過ぎない。
 神風特攻隊の神頼みというのは、神が大地震起こしてくれて、全土崩壊すれば、また日本は中国を出し抜く高度成長の時代に戻れるという望み理屈である。21世紀にもなって、その程度の頭しか持ち合わせていないこと嘆くことしきり。

コメント (1)
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