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ほくそ笑むパウエル議長、肩落とす労働者-米賃金上昇に頭打ちの兆候 Rich Miller2022年5月28日 3:17 JST ブルームバーグ

2022-05-29 10:47:28 | 日記
ほくそ笑むパウエル議長、肩落とす労働者-米賃金上昇に頭打ちの兆候
Rich Miller2022年5月28日 3:17 JST ブルームバーグ   
  • インフレ退治と景気の軟着陸目指すFRB、賃金鈍化は追い風に            
  • 賃金インフレ、すでに雇用主の「限界」に到達-人材会社CEO   
米国では賃金の伸びが頭打ちになりそうだ。労働者にとっては残念な状況だが、米連邦準備制度理事会(FRB)には歓迎される。
  この1年は大幅昇給で気前の良さを見せてきた企業だが、これ以上の増額は利益を圧迫すると警戒するようになっている。こうした状況は人材紹介会社や企業経営者、各種調査からみてとれる。
                        
  来週発表の5月雇用統計では、平均時給の伸びが前年比5.2%と、4月の5.5%からは減速が予想されている。いずれもこの指標が始まった2007年以来で最も高い部類に入る。

  雇用主はこれまでのところ、労働コスト上昇を顧客に転嫁できているが、価格上昇は需要を抑制し始める臨界点に近づいている可能性がある。40年ぶりの強力なインフレを退治するという責務に全力で闘うFRBにとって、それこそ望むところだ。
            
パウエル議長、「明確で納得できる」インフレ後退まで利上げ継続 (2)  
  ミルウォーキーに本社を置く人材サービス会社、マンパワーグループのヨナス・プライジング最高経営責任者(CEO)は「雇用主が『もう限界だ』と嘆くような賃金インフレのレベルにすでに到達している」と指摘する。
  こうした心理は米金融当局の励みになるはずだ。当局は経済を軟着陸に誘導する上で、物価圧力を抑制するためにはインフレ期待がしっかりとつなぎ止められているという認識が欠かせないと考えている。
  米金融当局がインフレ目標の基準値としている個人消費支出(PCE)総合価格指数は、4月に前月比0.2%上昇、前年同月比では6.3%上昇した。
            
  これまでの昇給分が食品やガソリンなどの価格上昇に侵食されており、労働者は苦しい思いをさせられている。

  FRBが25日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(5月3-4日開催)には、「価格上昇が売り上げに響いているとのリポートがみられるようになったと、数人の参加者が指摘した」とある。この状況は利幅が薄い中小企業で特に顕著になっている。  
  ゴールドマン・サックス・グループのエコノミスト、スペンサー・ヒル氏によれば、賃金の伸びは年末までに4.5%に減速する見通しだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時昇給など、一時的な要因がなくなることが背景にある。FRBが目標とする2%のインフレ率と整合するには、賃金の伸びは3.5%から4%に落ち着かなくてはならないと同氏はみており、その水準にある程度近づくと予想される。「FRBにとってそこから先の仕事はやりやすくなる」と同氏は今週、顧客へのリポートで述べた。
原題:US Wage Increases Show Signs of Peaking in Welcome Sign for Fed(抜粋)


【米国市況】S&P500種続伸、週間での連続安ストップ-ドル127円近辺 2022年5月28日 6:22 JST ブルームバーグ

2022-05-28 17:58:15 | 日記
【米国市況】S&P500種続伸、週間での連続安ストップ-ドル127円近辺
Abigail Moses2022年5月28日 6:22 JST ブルームバーグ                                                                     
27日の米株式相場は続伸。先週まで7週連続で下げたが、このところ持ち直しが続いている。機関投資家による月末のポートフォリオ調整が相場を押し上げた可能性がある。
  • 米株続伸、S&P500種は週間で20年11月以来の大幅上昇
  • 米国債は小幅もみあい、10年債利回り2.74%-短縮取引
  • ドル指数が2週連続で低下、ドル・円は127円近辺
  • NY原油先物、3月上旬以来の高値-ガソリン在庫の逼迫で
  • NY金先物は続伸、米インフレ指標が伸び鈍化示す
  S&P500種株価指数は前日比2.5%高の4158.24。ダウ工業株30種平均は575.77ドル(1.8%)高の33212.96ドル。ナスダック総合指数は3.3%上昇。
                        
  S&P500種は月初来の下げを埋め、週間ベースで2020年11月以来の大幅上昇を記録した。米国株を中心に世界の株式ファンドへの資金流入が増え、流入額は過去10週間で最大となっていると、バンク・オブ・アメリカはリポートで指摘した。ナスダック100指数は主要株価指数の中でも上昇が目立ち、アップルとテスラの上昇率は4%を超えた。前日発表した決算で売上高が市場予想を上回ったデル・テクノロジーズも急伸した。
  RBCキャピタル・マーケッツの米株戦略責任者、ロリ・カルバシナ氏はブルームバーグテレビジョンに対し「現時点で多少の押し目買いを始めるのは妥当だ」と指摘。ただし、「バリュエーション自体が買いの理由になるかと言えば、それはまだだ」と話した。
            
  この日発表された米経済指標では、5月のミシガン大消費者マインド指数が約10年ぶり低水準に落ち込んだ。4月の米個人消費支出(PCE)はインフレ調整後ベースで3カ月ぶりの大幅増加となった。
  米国債市場ではニューヨーク時間午後1時59分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.74%。この日の債券市場は米東部時間午後2時までの短縮取引だった。
  外国為替市場ではドル指数が低下。一時は5週間ぶりの低水準となった。米国株上昇を背景に逃避需要が後退した。ニュージーランド・ドルは主要通貨のうち対ドルでの上昇率で上位となった。
  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。週間ベースでは今年初の2週連続安となった。ニューヨーク時間午後4時9分現在、ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=127円11銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.0733ドル。

ドル指数、週間騰落率の推移出所:ブルームバーグ
  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸し、3月上旬以来の高値で終了。米国が夏季ドライブシーズンに向かう中、燃料在庫に余裕がないことが引き続き意識されている。
            
  この日はメモリアルデーの祝日に伴う3連休を控え、前日終値を挟んで比較的大きな値動きとなった。今週発表された統計で、ガソリン在庫がこの時期としては2014年以来の低水準であることが示された。ニューヨーク市場のガソリン先物はこの日、3月16日以降初めて1ガロン=4ドルを上回って引けた。
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物7月限は、前日比98セント(0.9%)高の1バレル=115.07ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は2.03ドル(1.7%)高の119.43ドル。
  ニューヨーク金先物相場は続伸。米金融当局がインフレ目標の基準値としている個人消費支出(PCE)総合価格指数が前月比0.2%上昇と、前月(0.9%上昇)に比べて鈍化したことで、当局に積極的な利上げを求める圧力が弱まる可能性があるとの見方が広がった。
米個人消費支出、インフレ調整後でも増加-底堅い購買意欲を示唆 (2)
  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前日比0.2%高の1オンス=1857.30ドルで終えた。今週は1週間を通して1850ドルを大きく割り込むことなく推移した。
原題:Stocks Notch Their Best Week Since November 2020: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries End Mixed, Off Best Levels, as Stocks Extend Rally(抜粋)
Dollar Reaches Five-Week Low as Shares Rise: Inside G-10(抜粋)
            
Oil Settles at Highest in 11 Weeks Amid Tight Global Market(抜粋)
Gold Advances After Key US Inflation Gauge Shows Moderation(抜粋)


米国株、ダウ続伸し575ドル高 9週ぶり上昇 過度なインフレ懸念の後退で 米国・欧州株概況2022年5月28日 5:33 (2022年5月28日 5:37更新)

2022-05-28 06:25:51 | 日記
米国株、ダウ続伸し575ドル高 9週ぶり上昇 過度なインフレ懸念の後退で
米国・欧州株概況2022年5月28日 5:33 (2022年5月28日 5:37更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸し、前日比575ドル77セント(1.8%)高の3万3212ドル96セントで終えた。朝方発表の米物価指標の伸び率が縮小し、インフレ加速への過度な警戒感が和らいだ。消費関連やハイテク株を中心に買いが入り、取引終了にかけて上げ幅を広げた。
ダウ平均は週間で1951ドル高と、9週ぶりに上昇した。週間の上昇率は6.2%と2020年11月2~6日(6.9%)以来の大きさ。
4月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比4.9%上昇と前月(5.2%上昇)から伸びが鈍化し、市場予想と一致した。PCE物価指数は米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視している。「秋以降に想定したほど金融引き締めを加速せずに済むとの見方が市場の一部で広がり、投資家心理の改善につながった」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との声が聞かれた。
同時に発表された個人消費支出は市場予想以上に伸びた。インフレにかかわらず米経済を支える消費は底堅いとの見方から、消費減速への過度な懸念が和らいだ。映画・娯楽のウォルト・ディズニーが4%高となり、スポーツ用品のナイキやクレジットカードのアメリカン・エキスプレス、同業のビザも高い。航空機のボーイングも4%高で終え、化学のダウや建機のキャタピラーなど景気敏感株も買いが優勢だった。
米長期金利は前日比0.01%低い(債券価格は高い)2.74%で終えた。今月は米長期金利が3%を超える場面もあったが、上昇に一服感が出ていることも株買いを支えた。スマートフォンのアップルが4%高、ソフトウエアのマイクロソフトが3%高で終えた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比390.481ポイント(3.3%)高の1万2131.131で終えた。主力株が軒並み買われ、検索サイトのアルファベットとネット通販のアマゾン・ドット・コムは4%高となった。電気自動車のテスラは7%高、画像処理半導体のエヌビディアは5%高で終えた。
ナスダック総合株価指数は週間では776.514ポイント(6.8%)高となり、8週ぶりに上昇した。

日経平均大引け 4日ぶり反発、176円高の2万6781円 国内株概況2022年5月27日 15:06 (2022年5月27日 15:24更新)

2022-05-27 15:29:44 | 日記
日経平均大引け 4日ぶり反発、176円高の2万6781円
国内株概況2022年5月27日 15:06 (2022年5月27日 15:24更新)

27日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発し、前日比176円84銭(0.66%)高の2万6781円68銭で終えた。前日の米株式相場の上昇で投資家心理が上向き、半導体関連などに買い戻しが優勢だった。半面、戻り待ちの売りが相場の上値を抑えた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕


米国株、ダウ5日続伸し516ドル高 予想上回る小売り決算が支え ナスダックは続伸 米国・欧州株概況2022年5月27日 5:33

2022-05-27 06:40:26 | 日記
米国株、ダウ5日続伸し516ドル高 予想上回る小売り決算が支え ナスダックは続伸
米国・欧州株概況2022年5月27日 5:33

【NQNニューヨーク=川上純平】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比516ドル91セント(1.6%)高の3万2637ドル19セントで終えた。小売企業で市場予想を上回る四半期決算の発表が相次ぎ、米経済を支える消費は堅調との見方から消費関連株を中心に買いが優勢だった。
百貨店のメーシーズや1ドルショップのダラー・ツリーが26日朝に発表した四半期決算が市場予想を上回り、株価が大幅に上昇した。インフレや供給網の混乱が収益の重荷になるとみられていたが、こうした懸念がやや後退した。ダウ平均の構成銘柄ではスポーツ用品のナイキが4%高となったほか、ホームセンターのホーム・デポやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスの上昇も目立った。
堅調な消費に伴い、米景気の底堅さが維持されるとの見方から景気敏感株も買われた。航空機のボーイングは5%上昇した。建機のキャタピラー、機械のハネウェル・インターナショナルなども高い。半面、通信のベライゾン・コミュニケーションズや製薬のメルクなど業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄の一角は下げた。
ダウ平均は取引終了にかけて強含み、上げ幅を600ドル超に広げる場面もあった。5月に入ってからの相場下落で、月末にかけ年金基金の資産配分見直しに伴う買いが入るとの観測もあり、こうした見方も投資家の買いを後押しした。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比305.909ポイント(2.7%)高の1万1740.650で終えた。25日夕に発表した2022年5~7月期の業績見通しが市場予想を下回った半導体のエヌビディアは朝安後、切り返し5%高で終えた。同社株の動きはハイテク株全体の買い安心感につながったとの見方があった。電気自動車のテスラや交流サイトのメタプラットフォームズ、ネット検索のアルファベットなど主力株が軒並み上昇した。

NYダウの6ヶ月チャートです。(一目均衡表とストキャスティクス)
ストキャスティクスでの動きがが大幅に上昇しているのがわかるかと思います。逆に言うと反転する可能性もありますので注意です。