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東証大引け 3日ぶり小反落 売買代金は5.5兆円、プライムで最高 国内株概況2022年5月31日 15:38

2022-05-31 19:02:10 | 日記
東証大引け 3日ぶり小反落 売買代金は5.5兆円、プライムで最高
国内株概況2022年5月31日 15:38

31日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに小幅反落し、前日比89円63銭(0.33%)安の2万7279円80銭で終えた。原油価格の上昇により、日本経済への悪影響を警戒する売りが優勢だった。一方、中国の経済指標で景気悪化ペースに鈍化が見られたことは支援材料となった。前日の大幅高を受けて利益確定売りに上値を抑えられ、終日方向感に欠ける展開だった。
東証プライムの売買代金は概算で5兆5088億円と、4月の市場再編後で最高だった。株価指数を開発・算出するMSCIによる株価指数への採用銘柄変更に伴う売買が膨らんだ。
欧州連合(EU)がロシア産石油の禁輸で合意したことを受け、ニューヨーク原油先物相場が上昇基調となっており、日本時間31日午後の取引で一時1バレル119ドルに接近。東京市場では石油関連株に買いが入りINPEXは年初来高値を更新した。半面、資源価格の上昇が国内の企業収益や家計を圧迫し、景気減速につながるとの懸念が相場全体の重荷となった。
31日に中国国家統計局などが発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)は、前月と比べ上昇し市場予想を上回った。中国・上海市が、新型コロナウイルス感染拡大で続けてきた都市封鎖(ロックダウン)を6月1日に解除する見通しとなったこともあり、東京市場で投資家心理の一定の支えとなった。
もっとも、日経平均が前日までの2営業日で750円超上昇したことで、短期筋による戻り待ちや利益確定の売りが出て上値は重かった。市場では「2万7500円前後に積み上がる戻り売りを消化できれば、2万8000円付近まで上昇余地がある」(シンクタンク)との見方があった。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比9.77ポイント(0.51%)安の1912.67だった。
東証プライムの売買高は22億8880万株だった。値下がり銘柄数は1184と、全体の約64%を占めた。値上がりは589、変わらずは64銘柄だった。
住友不や川崎汽、商船三井の下げが目立った。東エレクやKDDI、ファナックが売られた。半面、SUBARUやSOMPO、富士フイルムが上昇した。日本製鉄や三井物も買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕