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東証大引け 小幅続落、需給悪化を意識 バリュー株に売り 国内株概況 2023年9月29日 15:28

2023-09-29 16:23:06 | 日記
東証大引け 小幅続落、需給悪化を意識 バリュー株に売り
国内株概況
2023年9月29日 15:28

29日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、前日比14円90銭(0.05%)安の3万1857円62銭で終えた。機関投資家による四半期末に伴うリバランス(資産配分の調整)の売りや米政府機関の閉鎖を懸念した売りが優勢だった。大引けにかけては日経平均構成銘柄の入れ替えに伴う売りも重荷となった。ただ前日の米株高は支えで、日経平均は上昇する場面もあった。

きょうの東京市場ではバリュー(割安)株への売りが目立った。足元で上昇基調が目立ったバリュー株にはリバランスの売りが出やすく、国内株式相場の重荷となったとの見方があった。日経平均の銘柄入れ替えに伴う資産配分調整を背景にした需給悪化も意識された。

米国では月内に連邦政府の予算案が成立せず、10月から政府の一部機関が閉鎖するリスクが意識されている。週明け以降の不透明感が強いなか、市場では「週末を控えて買いに動ける局面ではなかった」(外資系運用会社)との声が聞かれた。

日経平均は上げる場面もあった。前日の米株式市場でハイテク株を中心に上昇した流れを受け、東京市場では指数寄与度の大きい東エレクやアドテストへの買いが目立った。29日の香港株式市場でハイテク株などが大幅高となったことも相場全体を下支えした。

東証株価指数(TOPIX)は続落し、22.12ポイント(0.94%)安の2323.39で終えた。9月は8.61ポイント安となり、月間で下落するのは9カ月ぶりだった。JPXプライム150指数も続落し、終値は5.66ポイント(0.56%)安の1011.25だった。

東証プライムの売買代金は概算で4兆9096億円。日経平均の銘柄入れ替えに伴う売買が膨らんだ。売買高は18億8589万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1360と、全体の7割強を占めた。値上がりは429銘柄、横ばいは42銘柄だった。

デンソーとホンダは下落。伊藤忠とコマツの下げも大きかった。一方、TDKとソフトバンクグループ(SBG)が上昇。ファストリと村田製も買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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