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米国債版「スーパーチューズデー」か、次の一手巡り12日のCPI注視 2024年3月11日 8:13 JSTブルームバーグ

2024-03-11 08:54:15 | 日記

米国債版「スーパーチューズデー」か、次の一手巡り12日のCPI注視
Liz Capo McCormick、Michael Mackenzie
2024年3月11日 8:13 JSTブルームバーグ

米雇用統計やや強弱入り交じった内容となったことでCPIが焦点に
19、20両日のFOMC会合前に発表される最後の主要経済指標

米国債市場は今週、独自の一種の「スーパーチューズデー」を迎える。投資家が米利下げ開始時期を占う材料にする新たなインフレデータが発表される。

  8日に発表された2月の米雇用統計がやや強弱入り交じった内容となる中、同月の消費者物価指数(CPI)は米国債に強気な投資を増やすかどうかを決める上で重要と投資家は見ている。スワップ市場では6月からの利下げ開始がほぼ確実と見られており、今後1年間で各0.25ポイント、計約4回の金利引き下げが予想されている。

  こうした統計は、現在の市場予想ほど早期に米当局が金融緩和政策を開始できるほど、インフレ率が着実に鈍化しているかを判断する重要な材料となる。金融当局はもう少しでインフレ率を目標値に戻せるとの信頼感に支えられ、最近の米国債相場は上昇してきたが、CPIが予想より上振れすれば、堅調な相場の流れに狂いが生じるかもしれない。

  2月がそうした状況だった。CPIが売りの引き金となったが、今回2月のCPIの影響はもっと大きいかもしれない。3月19、20両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合前に発表される最後の主要経済指標であるためだ。米金融当局者も、FOMC会合前に発言を控えるブラックアウト期間のためガイダンスを示すことはない。

  このため、今後の金融政策は12日発表のCPIに大きく左右されることになる。アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャールズ・リプリー氏は「月次のインフレ率が実際にどうなるかだろう」と語った。

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原題:Bond Traders Eye Key US Inflation Report to Game Out Next Bets(抜粋)



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