バイデン米大統領、イスラエルのラファ侵攻は「レッドライン」に
Marissa Newman、Gwen Ackerman、Fares Alghoul
2024年3月10日 23:11 JSTブルームバーグ
バイデン米大統領は、イスラム教のラマダン(断食月)が始まる数時間前に、イスラエルに対しパレスチナ自治区ガザ南部のラファに侵攻しないよう警告した。イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議は行き詰まりの様相を見せている。
米国は10日の日没後に始まるとみられるラマダン前の交渉打開を期待していた。協議では6週間の戦闘休止と、バレスチナ人の囚人数百人を釈放する代わりにハマスが捕らえているイスラエル人の人質数十人を解放することでの合意を目指している。
バイデン氏は9日のMSNBCとのインタビューで、停戦合意はなお成立する可能性があるとの期待を表明し、イスラエルがラファを侵攻すれば「レッドライン(越えてはならない一線)」を越えることになると警告した。
「さらに3万人ものパレスチナ人を死なせるわけにはいかない」と同氏は述べ、イスラエルのネタニヤフ首相は「取った行動の結果として、罪のない人命が失われていることにもっと注意を払うべきだ」と付け加えた。
原題:Israel-Hamas Deal Elusive Ahead of Ramadan as US Pressure Grows(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます